[25]勝手に子どもの名前を変えた夫|夫婦の亀裂で実家に帰っても「パパとおでかけ」娘の無邪気な言葉

アイコンイメージ
前回のお話

一人娘の名前を、義母に言われて望み通りにサッちゃんにしてしまった夫ショウタさん。何かにつけて義母を優先され、妻ナエさんはうんざり。その後、悩んだ末に2人目を妊娠そして出産したナエさんは、「エイタは私が守る!」と、出生届を自分に渡してくれるよう看護師さんに頼み、入院中は義母の面会を拒否して無事退院。エイタくんの名前もナエさんが無事につけ、安心していたある日のこと、実家の母親から、義母から鯉のぼりと五月人形が届いたと電話が!大きな鯉のぼりと、『ノブヒコ』と書かれた五月人形に驚いて確認すると、「私がつけたかった名前なの!」と言い出す義母に絶句。ショウタさんが帰ってくるなり質問攻めにするも「別にも問題ないだろ」と謝る気もない様子に、激怒したナエさんは、「どうして自分は関係ないって態度なの?」と涙ながらに怒り、しばらく実家に帰ると宣言!実家ではお母さんに「やっぱり離婚した方が良かったの・・?」と涙ながらに訴え、「あれは早く送り返して・・見たくもない」と言い、「もうあの人のことはいい・・」と涙を流すのでした。

1話目から読む

「私はどうするのがいいんだろう・・」子を思えばこその葛藤

「名前の件は母さんに話すから」といつも他人事のショウタの言葉に、「どうして自分は関係ないって態度なの?いい加減にしてよ!・・ううん、絶対に会わせないから!!」としばらく実家に帰ることに。涙を流しながらお母さんに相談すると「いつまでもいていいから」と優しく言うお母さん。そして「悪いけどあれは早く送り返して・・見たくもない」と言うと、「でも大丈夫?ショウタくんに送り返すこと伝えなくて・・」と心配。「もうあの人のことはいい・・」と涙ながらに言いました。

そして翌日。
「ママ~。パパは~?パパはばあばのお家来ないの~?」不思議そうにたずねるサッちゃんに、「パパ?うーん・・どうだろうな~」と言葉を濁すと、「サッちゃんパパにあいたいな~」とサッちゃん。

「サッちゃんはパパのこと好き?」と聞くと、「うん!だーいすき。ママもエイタくんもだーいすき」と満面の笑顔で答えました。

そして、「こんどね、みんなでねー、キリンさん見に行きたいの~」とサッちゃんが言い、「キリンさん?」と聞き返すと、「ママがねー、びょういんにいたときにね、パパとおやくそくしたの~」と答えました。

「そうなんだ・・」と驚きながら呟くと、「いついこっか?サッちゃんたのしみなんだ~。パパはやく来ないかな~」と嬉しそうにニコニコしながら話すサッちゃんを呆然としながら見つめていました。

夜。
サッちゃんを寝かしつけながら、「私は・・どうするのがいいんだろう・・」と考え込んでしまいました。

実家に帰った翌日のこと。「パパは~?」と無邪気にたずねるサッちゃんに「う~ん・・」と困惑するナエさん。「パパもママもエイタくんもだーいすき」と言った後、「キリン見に行くって、ママがびょういんにいたときにパパとおやくそくしたの~」と言い、「そうなんだ・・」とビックリ。そしてその夜、「私は・・どうするのがいいんだろう・・」ナエさんが考え込んでしまうのは、サッちゃんのことを思えばこそですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

この記事をSHAREする