[23]勝手に子どもの名前を変えた夫|義母の望み通り違う名前が刺繍された五月人形。夫は全て知っていた。

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前回のお話

一人娘サッちゃんのことを何でも義母の望み通りにしてしまう夫ショウタさん。妻ナエさんは、子煩悩で良いパパではあるものの、自分を無視する夫とはこれ以上一緒にはいられないと感じるように。自分の意見を無理やり通す義母からのプレゼントはいらないと伝えると、自分の母親を蔑ろにされたと感じたショウタさんは、ナエさんを悪者にしてニヤニヤ。ある日実家に帰ったショウタさんが、義母に買ってもらったと山盛りの荷物を抱えてニヤニヤ笑う姿に呆れたナエさんは、悩んだ末に2人目を妊娠そして出産。「エイタは私が守る!」と出生届は自分に渡してくれるよう看護師さんに頼だナエさん。その後、入院中、義母の面会は拒否して過ごして無事退院。エイタくんの名前も無事にナエさんがつけました。するとある日、実家の母親から電話で、義母から鯉のぼりと五月人形が届いたと。かなり大きな鯉のぼりと、なぜか『ノブヒコ』と書かれた五月人形が!間違いかと思いきや、「私がつけたかった名前なの!これからもノブヒコって呼ぼうと思って!」と義母が笑顔で答えたと聞き絶句しました。

1話目から読む

「思う通りになったんだし別に問題ないだろ?」問題ないわけない!!

2人目出産で入院中は義母の面会を拒否し、無事退院した私。エイタの名前は私がつけられ、本当によかった。と思ったのも束の間、実家に送られた豪華で大きすぎる鯉のぼりに困惑するお母さんから電話が!さらに五月人形には『ノブヒコ』と書かれた旗が。驚いた母が義母に電話すると、「私がつけたかった名前なの!」と笑顔で言われたと聞き絶句しました。

そして夜。
「ねぇ・・でっかい鯉のぼりと五月人形。相談なしに実家へ送られてきたんだけどどういうこと?ショウタは知ってたんでしょ?」と帰って来たばかりのショウタにたずねると、「そ・・それは、母さんに『ナエさんに伝えたら断られるから内緒にして』って言われてて・・」困ったように言うショウタ。

「送ってしまえばこっちのものだって魂胆?あと、五月人形の名前がノブヒコって書いてあったらしいけど、エイタの名前をノブヒコにするつもりだったの?」ショウタに詰め寄り、

「サッちゃんの時と同じことをしようとしてたの?ねぇ本当に何を考えてるの?」私の言葉に、「・・名前はナエの思う通りになったんだし、別に問題ないだろ?」とふてくされたように言うショウタを見て、

ブチッと切れた私。「問題あるでしょ!お義母さんこれからもノブヒコって呼ぶってウチのお母さんに話したんだよ?ねぇおかしいでしょ?意味がわからない!ショウタもどうして止めないの?」と思いっきりぶちまけた私。

「・・ねぇ、何の嫌がらせなの・・?」と涙が出てきて、「五月人形も鯉のぼりも全部送り返すから!こんなものエイタに見せられない!どうしてこんなことばかりするのよ!!」もう我慢できないと怒りが爆発したのでした。

何の連絡もなく実家に送られた豪華で大きな鯉のぼりと、『ノブヒコ』と書かれた旗が付いた五月人形。「私がつけたかった名前なの!」と言った義母のことを、仕事から帰って来たばかりのショウタさんに問い詰めると、「母さんが内緒にしてって・・」と動揺。「名前は思い通りになったし別に問題ないだろ?」と言うショウタさんに「五月人形も鯉のぼりも全部送り返すから!こんなものエイタに見せられない!」とショウタさんを睨みつけるナエさん、ショウタさんの言い分を全く理解できないと、ナエさんと同じ思いで怒っている人がたくさんいるに違いありませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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