[17]勝手に子どもの名前を変えた夫|娘を愛してくれていても、妻の話を理解しない夫にもう我慢できない。

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前回のお話

妻ナエさんと話し合って決めたことでも、義母が違うことを言うとそちらを優先してナエさんに相談もなく勝手に変更してしまう夫ショウタさんと、ナエさんの意見や希望は全く聞かず、孫のサッちゃんのことは自分の思い通りにしたい義母に我慢の限界がきたナエさん。2人目の計画にまで義母の意見を取り入れようとしたショウタさんに「義母の意見ばかり聞くならサッちゃんを連れて出て行きます」と宣言しました。自分の母親を否定され、最愛の娘サッちゃんと引き裂かれてしまいそうになったショウタさんは怒りだしましたが、娘のことは夫婦2人で決めたいと何度も話すナエさんの気持ちはまだ理解していないようです。

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義母からのプレゼンとは金輪際いらないと宣言

義母の言う事ばかり聞いて、夫婦で決めたことでもすぐに覆す夫に我慢できず、サッちゃんを連れて出て行くと宣言すると、初めは怒っていたショウタですが、私が本気で「これ以上私の言っていることがわからないって言うんだったらもう無理。実家に帰るから!」と言って立ち去ろうとすると、ショウタは急に慌てて「わかったってば悪かったよ!2人目の話だったよな?2人目は3歳差でいいよ!」と言いました。

ショウタのとりあえずの言葉なんてもう信用できなくなっている私は「それだけじゃないよ?2人目の出生届は私が出すから・・・絶対に渡さない!名前もショウタに相談しない。誰にも言わない。直前に何て返させない!!」と宣言しました。娘はナナちゃんだったのに、義母のひと言で、私に何の相談もなく、騙すようなやり方サチコになってしまった過去は、絶対に忘れないし、二度と同じことをされたくなかったのです。

ずっと我慢してきたことを言い出したら止まりませんでした。「あと金輪際お義母さんからのプレゼンとは要らない。どうして持って言うなら現金を貰ってショウタがサッちゃんのために貯金して。私に絶対に渡さないで!」ショウタが引き留めようと伸ばした手を振り払いながら、一気に言い放ちました。

私の剣幕が意外だったようで、ショウタは「ちょっと落ち着けよ、どうして急にそんなに怒るんだよ?」と言いました。これまで私がどんなに我慢し続けてきたのか、思いやりのない言葉に愕然としました。「急に?急にじゃないでしょ?何度言っても私の話を理解してないからでしょ?我慢の限界なんだってば!!」

ショウタにため込んでいた我慢をぶちまけた後、私はスヤスヤと眠るサッちゃんの顔を見に行きました。ショウタはこの子のことを愛してくれている。この子から父親を取り上げることはできないのも分かってるけど・・・もう我慢できない・・・!

家族3人で暮らしているのに、大切な娘サッちゃんのことを決める時はいつも義母の希望通り、夫婦で話し合っていたことも義母のひと言で覆されてしまうと、孤独を感じてしまいますよね。ショウタさんがサッちゃんのことを愛しているのはよくわかりますし、もし夫婦が離れてしまったらサッちゃんが父親のいない子になってしまうことへの罪悪感もありますね。わかっていても我慢の限界を超えてしまったナエさんが落ち着いて暮らせる解決策が今度こそ夫婦の話し合いだけで決まると良いですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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