[17]夫は義母の言いなりです|結婚式でサプライズ。嫌だけど敢えて叶えた義母の希望。

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前回のお話

結婚式の準備中、夫の良太さんが義母の要望を受け入れ妻の優子さんに内緒で勝手にプラン変更したことに優子さんは激怒。「言うことを聞かないなら別れなさい」と母親に言われ仕方なく従ったと言い訳した良太さんに、「良太はお母さんに反対されたら別れるつもりだったの?」とショックを受けるとともに、結婚後も同じようなことが起こるかもしれないと不安を感じてしまう優子さん。「ぼく、ちゃんと守るから」と言う良太さんに、優子さんはその場で義母に電話をかけさせプラン変更のキャンセルを伝えるように言いました。自分の要望が通らないことに納得がいかず食い下がる義母に、良太さんはついに「ぼくの一番は優子なんだよ!」と勢いよく言い放ちました。この一言に憤慨した義母が「そんな結婚式なら私は出ません!」と言うと、良太さんは「出たくないならそれでいい」と言って電話を切りました。しかし、その直後「母さんを悲しませたかも」と落ち込む良太さんを見て「なんか私が悲しませたみたいになってない?そもそもの原因は良太なんだよね?」とイライラ。しかし、優子さんは「あっ・・でも」と何かを閃きました。

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「いいお嫁さんが来てくれたわね」サプライズで義母の希望を叶え株を上げる

良太さんと優子さんの結婚式で自分たちのフォトウェディングのムービーを流したいという義母の要望を却下すると「そんな結婚式なら私は出ません!もうお母さんは知りません!」とへそを曲げた義母。「母さんが出たくないならそれでいい」と義母に伝えた良太さんでしたが、結婚式当日、結局義母は義父に連れられ不本意ながら式に出席しました。
「今日はいい日だね~」とニコニコしている義父とは対照的に、「あなたに言われたから来ましたけど、私はこの結婚は認めてません」と義母は終始不機嫌。

結婚式は順調に進み、司会者が「では、結婚までの軌跡ムービーをご覧ください!」と言うと、私たちの馴れ初めをまとめたムービーが映し出されました。みんなが映像に注目する中、義母は頑なに見ようとせず仏頂面で目を逸らしていました。

すると、途中でムービーの映像がパッと切り替わりました。そこに映し出されていたのは、キャンセルしたはずの義父母のフォトウェディングの映像。予定外の演出に「「えっ」」と目を丸くする良太と義母。ムービーが終わると、司会者が「新郎様のお父様とお母様の記念のお写真を皆さまにお披露目したいと新婦様からのサプライズプレゼントでした」と説明。

「いいお嫁さんが来てくれたわね。普通自分たちの結婚式にこんなことしてくれないわよ?」と隣にいた親族の女性に声をかけられた義母は、戸惑いつつも「そ・・そうね。そうよね。ありがたいわ」と言うしかありませんでした。

一方の良太は、義父母のムービーを流すことを嫌がっていたはずの私が義母の希望を叶えたことに感動し「優子ぉ~ありがとう」と目を潤ませていました。私は「いえいえ」と返しながら、バチッと目が合った義母ににこーっと満面の笑みを向けました。

息子の良太さんの結婚式で自分たちのフォトウェディングのムービーを流したいと希望したものの断られ「そんな結婚式なら私は出ません」と言った義母でしたが、当日は義父になだめられ不服ながらも結婚式には出席。式が始まってからも終始不機嫌な義母でしたが、突然流れてきた自分たちのフォトウェディングのムービーを見てビックリ。実は、これは新婦の優子さんからのサプライズプレゼントだったのです。親族の女性に「いいお嫁さんが来てくれたわね。普通こんなことしてくれないわよ?」と声をかけられた義母は、それを強引に押し通そうとしていた自分に気まずさを感じつつ「そうよね。ありがたいわ」と苦笑い。優子さんがこの演出を嫌がっていたことを知っている良太さんは、義母の希望を叶えてくれた優子さんの優しさに感動し目を潤ませます。サプライズ演出の後、義母と目が合った優子さんは満面の笑みを送りました。
自分たちの結婚式で義父母のフォトウェディングのムービーを流す、という自分の意に沿わない演出を敢えて取り入れた優子さんは、親戚からは感心され、良太さんからも感謝されましたね。義母としては面白くないこの状況ですが、自分の希望を叶えてくれた優子さんには何も言えないでしょうね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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