前回の話
懲りもせず2日連続で家にやって来る義母、当たり前のように「で、今日のお昼は?」とたずね、キョウコさんが答えると、「じゃ、私もグラタン!」とっととオーダーした後でカバンから本をどっさり取り出しました。「え?どうされたんですか?昨日は『勉強は・・』って・・」と義母にたずねると「そう思ったんだけど、お友達に『学力は母親から遺伝する。あとは環境]って聞いてユイトくんの将来が心配になって~」と言い出しました。さらに「ほら、アツシの時はなーんにも気にしなくてもできたけど、ユイトくんはそういう訳にはいかないでしょ?」とふんだんに嫌味を散りばめて話す義母に「うへ~」キョウコさんはドン引きしました。
私、ますます義母に負けてません[6-1]私がなんとかすると張り切る義母
お友達に「学力は母親から遺伝する。そして環境」と教えてもらったらしい義母は、たくさんの本をカバンから取り出しました。義母の言葉に「・・そ、そうですか」と答えるのが精一杯のキョウコさんに、「そうなのよ~。だから私がなんとかしないとって思って!毎週来てユイトくんに勉強を教えようと思うのよー!」とすっかりやる気満々の義母です。
「え!」思わず大声をだすキョウコさんに、「なに?いや?そんなに驚くこと?あっ、私が教えると自分が『アレ』なのがわかるとか?」と笑いながら言ったかと思うと「ユイトく~ん、これやってみない?」とさんすうドリルを差し出しました。
2日連続でキョウコさんの家に押しかけてはお昼ご飯をごちそうになる義母、するとカバンから大量の本を取り出しました。確か昨日は「お勉強なんかしなくていい」とひらがなの練習すら否定していたにもかかわらず、「このままではユイトの将来が心配」と次から次へとドリルや問題集を持ってきました。そして「母親の学力は遺伝する」そう言った義母は「私が毎週来て、ユイトくんに勉強を教える」と言い出した義母は、「え!」と驚くキョウコさんに「なに?私がユイトくんに勉強を教えると自分がアレなのか」と言いながらも「ユイトく~ん。これやってみない?」とさんすうドリルを手に取りました。
前日に言っていたことと真逆の話!お友達の考えに、義母もころりと態度を変えてしまいましたね。
最終話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。