「赤色のランドセルでいいよ。赤も好きだよ」物分かりの良すぎる娘

コウジから受話器を奪ったリンが、「おばあちゃんはどうして勝手にランドセルの色変えちゃったの?」とたずねると、動揺する義母。「おばあちゃんは、いっつもリンが欲しいやつ買ってくれないじゃん!」と義母を責めた後、「もうおばあちゃんにほしいもの言わない!!」そう言ってスマホをコウジに渡して去って行ったリン。コウジが「大丈夫、赤のランドセル使わせるから!」と義母に言ったのを聞き、「それはコウジがいうことじゃないよね?」と詰め寄ると、「だったらどうすればいいんだよ?」とコウジが困ったように言いました。
「あんたがすることは、お義母さんに、リンの気持ちを無視して物を買うなっていうことだけでしょ?何言ってんの?」と圧をかけられてビビるコウジ。

「これからリンの気持ちを無視して買ってきたものは受け取らないから!もうこれ以上リンの気持ちを軽く考えるのだけはやめて!」私の言葉に立場がすっかりなくなったコウジ。

そして、「リン・・」部屋で一人泣いていたリンに声をかけ、「ごめんね・・ママがもっとしっかりおばあちゃんに伝えればよかったね・・」そう言うと、「・・ママ」と涙を目にためて私を見つめるリンに、

「ランドセルが可愛くなるカバーを買おうか。リンの好きなの選ぼう」そう言うと、こくんと静かに頷くリンは、

「リン・・赤色のランドセルでいいよ。リン・・赤も好きだよ」と少し笑顔を浮かべて言うリンに、「そっか。リンは赤色も好きだもんね。思っていたのと違っていたから悲しくなったんだもんね」そう、二人で話していたのでした。
「だったらどうすればいいんだよ!」と言うコウジさんに、「あんたがすることは、お義母さんにリンの気持ちを無視して物を買うなっていうことだけでしょ?何言ってんの?」ひろみさんの圧にすっかり動揺するコウジさん。「これからリンの気持ちを無視して買ってきたものは受け取らないから!」と言った後、リンちゃんの部屋へ行ったひろみさん。「ごめんね・・ママがもっとしっかりおばあちゃんに伝えればよかったね・・」とリンちゃんに言い、「ランドセルが可愛くなるカバーを買おうか」とたずねると、「リン・・赤色のランドセルでいいよ。赤も好きだよ」と答え、「そっかリンは赤も好きだもんね。思っていたのと違ってたから悲しくなったんだもんね」と物分かりの良いリンちゃんを優しくなだめるようにひろみさんが声をかけました。
なんて物分かりがいいリンちゃん!そんなリンちゃんの気持ちを全く汲もうとしない義母とコウジさんには、しっかり反省してもらいたいですよね。
ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ