[5完]自己中義母にやっぱり負けません|義母の嘘は嘘で焦らせて暴く。育てられない花を嫁に押し付けた義母

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前回のお話

お昼時にアポなし訪問してきて文句を言いながらも昼食のオムライスを完食した義母は、「お花を育てるのはむずかしい」と言うキョウコさんに構わず強引にお花の苗をくれました。仕方なくお花を育て始めたキョウコさんでしたが、毎日のように義母からお花の画像や成長の様子などを細かく要求されイライラ。そこで「枯らしました。すみません」とメッセージをしたとたん、大慌ての義母がやってきました。

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花に水をやりながら嫁がニヤリ

強引に花の苗をくれた義母が「花の写真は?」「お水あげた?」などと毎日のように花の様子を確認するメッセージが届くようになって困惑していた私。いい加減、しんどくなってきたので「枯れました」とメッセージを送ると、「枯れたってどういうこと!?」と、大慌てで義母がやってきました。

「それが、よくわからなくて・・・」という私の声は義母には届かず「信じられない!枯らすなんて!」とすごい剣幕です。え、そんな怒る?なんか変だなと感じた私です。

「ど、どうしたんです?」という私の言葉に思わず漏らしてしまった義母。「お友達からもらったお花なのよ!育てるの大変だからあなたに任せたのに!信じられないわ!」
・・・ほう。育ったら回収するつもりだったでしょ。「え?」と聞き返すとハッと我に返った義母。

「あ・・・違うわよ?」と急に笑顔になって「ユイトくんの教育のためにもちゃんと育てた方が良いかと思って~。」と孫想いのおばあちゃんを演じ始めました。「ユイトく~ん、お花育ててどうだった?」とユイトに声をかけますが、ユイトは不思議そうに「わかんない。」と答えました。

嘘がバレたし、用もなくなった義母は「お母さんがぜ~んぜんお花の世話してくれなかったからかしらね。」「お母さんはお花も育てられないのね。残念ね~。咲いてるところ見たかったわね。ほんと残念だわ。」と、私に世話を押し付けていたことは棚に上げ、さんざん嫌味を言いながら帰っていきました。

さてと。

義母が帰ったあと、私は綺麗に咲いたお花を眺めていました。「ユイト~、お水あげよっか。」お花が枯れたというのは嘘。ユイトと一緒に大切に育てた苗は、綺麗な花を咲かせています。少し面倒だったけれど、咲いたお花は綺麗だし、毎日の連絡は無くなるし。めでたしめでたし。

お友達からもらったものの、世話は面倒だし、自分では育てられないと思った義母はキョウコさんにお世話をさせている間、お友達には自分で育てているように伝えていたのかもしれませんね。慌てるあまり、つい本当のことを言ってしまって慌てて取り繕う義母の様子は、少し可愛くも見えました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。

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