突然やってきてずっと嫌味な義母


休日のお昼前。夫アツシが息子のユイトを公園へ連れて行ってくれている間、束の間のひとり時間を過ごしていたところ、突然、「時間があったから来たわ~。お邪魔しま~す」と、アポなしなのに全く悪びれる様子もない義母がやってきました。

義母の襲来に、慌てて部屋に散らばったユイトのおもちゃを片付け始めると、「あら?アツシとユイトくんはいないの?」と義母。「あっ、今、公園に行ってます。もうすぐ帰ってくると思います。」と答えながらも、私は知ってます。いつも特にアツシに用事があるわけでもなく、ただなんとなーく来ていることを。

「あら、そうなの?それであなたはお家でゆっくり?いいご身分ね~。あっ、お茶淹れてちょうだい。」さっそく嫌味を言いながら勝手にテーブルにつくのがいつもの義母のスタイルです。イラッとしながらも私はお茶を淹れました。

お茶を飲み始めると、義母はさっそく近所の田中さんが来週から海外旅行へ行くという噂話を始めました。お茶がぬるいと文句はしっかり言いながら・・・。私はいつものように適当な返事でやり過ごします。

近所の田中さんのお嫁さんが海外旅行へ「お義母さんもご一緒に」と誘ってくれたこと、そして旅費も全部息子さん夫婦が出すのだと田中さんから聞いた義母はとても羨ましかったようです。「へぇ~すごい」と適当な返事をすると、「そうでしょ~。だから私、うち、そんなこと一度もしてもらったことないわって言ったのよ」と義母。え、私にそれ言う?そう思いつつも、「あははは・・・」とりあえず笑ってスルーしました。
息子さん夫婦に招待されて海外旅行へ行く近所の田中さんがよほど羨ましいようです。でも良好な関係は普段の人間関係が作り上げていくものですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。