お昼ご飯を狙って来てるよね

公園へ行っていた夫アツシと息子ユイトが帰ってきました。「わっ母さん来てたの!?」と驚く夫に義母は「なに?お邪魔だったかしら?」と不満げです。突然やってきて嫌味を言い続けるだけなら正直、邪魔・・・かな。なんて言えるわけもないですが。

「来る前に連絡してって何度も言ってるだろ?」私が言いたくても言えないことを、アツシが強めに代弁してくれるので救われました。それでも義母は全く悪びれなく「どうして息子の家に来るのに事前に連絡しなきゃダメなのよ?」と言いながらユイトにしがみつくと、「お~怖い怖い。ユイトくん、パパがいじめてくる~」とユイトを出しに使うのでした。

アツシは「そういうことユイトに言うのやめろってば」とイライラし始めましたが、義母は「なによ~。本当のことを言われたからパパ怒っちゃったね~。ばぁばをすぐいじめるのよ~、怖いわね~」と、キョトンと義母の顔を見つめるユイトに言うようにしてまた嫌味。腹立つ~。

アツシがいじめると『弱くてかわいそうなおばあちゃん』を演じていたかと思うと、義母はすぐにケロリと「そろそろお昼じゃない?お昼どうする~?」と話題を変えました。どうするっていうか、食べに来ているのはわかってますけどね。「今日はオムライスを・・・」と言いかけると、すぐさま「えーオムライス?あなたお家にいたのにそんな手抜きの料理しか作ってないの?」ととにかく悪態をつく義母です。まずチキンライスを作って、ひとり分ずつ溶き卵で包むって、結構大変なんですけどね。

「そんなこと言うなら食べなくていいよ」と、私の代わりにアツシが言ってくれました。すると義母は「いやぁね~、誰も食べないって言ってないじゃない」と言いながらまたユイト経由で「ね~ユイトくん、ばぁばそんなこと言ってないのにひどいね~」と嫌味を言いました。
義母がお昼少し前にやってきた理由がわかりましたね。みんなと一緒に食事がしたいなら、素直に「食べて行くわ」と言えばいいのにな、と思ってしまいます。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。