なぜ嫁に花を育てさせるの?

文句ばかり言っていたくせに、私が伝えた「ブランドたまごで作ったオムライス(うそ)」を信じて嬉しそうに「美味しい」と完食した義母。一息つくと、「そうそう、忘れてた。今日はこのお花の苗を持ってきたの~」と小さな芽が出たばかりの鉢植えを見せてきました。
「私、お花を育てる自信がなくて」と困りましたが「ユイトくんもやりたいかなーって」と、絶対に引き取る気はない様子。

「大丈夫、大丈夫。簡単だって言ってたわ。」と言う義母に「誰が?」と突っ込むと、慌てて「ん~?まぁ、お友達とか・・・あー、オムライス美味しいわ。お茶いただけるかしら」と、とにかく自己中な義母です。お花の苗は、イヤイヤながらも我が家で育てるしかなくなってしまいました。

お花の苗を強引に置いて行かれてから3日経過。義母から『苗どう?写真送って』とメッセージがきました。そんなにお花に興味があったっけ?気になるなら自分で育てればいいのにと思いつつも写真を撮って送り、お水もあげていると報告しました。

それからというもの、毎日毎日お花の写真、様子、どうなった?とメッセージしてくる義母にイライラが募りました。どうして私がお花の観察記録を義母に送ることになってるの!?私は作戦を思いつきました。

翌日、いつものように義母から『ねぇ、お花の写真』とメッセージが来たので『すみません、枯れました』と送り返しました。すると『なんですってーーー今からそちらに行くわ!』とかなり慌てた様子です。なにかあるな、と私は思いました。
毎日のお花観察記録はしんどいですね。そんなに気になるなら、自分の家に置いておいたらいいのに。誰もが思ってしまいそうです。枯れたと聞いて慌てた義母。よほど気になるお花のようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。