嫁に勉強させられていると決めつける


週末のお昼前。「こんにちは~。いる~?」と突然やってきたのは義母。満面の笑みです。義母はいつも連絡も無しにいきなりやってきます。それも決まってお昼時に。

「近くに寄ったから来ちゃった」と言いつつさっさとテーブルについて「あっお昼ご飯前?今日は何かしら」さっそくお昼ご飯の話を始めました。やっぱり食べていくつもりか・・・。「今日はそうめんと麻婆ナスです」と答えると、「相変わらず簡単なの作ってるわね~」とホント大きなお世話です。一旦ナスを揚げてから炒めるの、わりと面倒なんですけどね!

イラッとしつつも「お義母さん辛めでも大丈夫ですか?」と料理を始めると、「え~辛いのは無理よ~無理無理~」と言うので「じゃ、ユイトと同じ感じで辛さ抑えますね。」
いや、作るけどさ。無理って言い方がモヤります。

麻婆ナスを待っている間、義母はさっそくご近所の噂話を始めました。「ユイトくんより2つ上の子、お受験のためにもう塾に行ってるんですって。」眉をひそめて言う義母に「へぇ、そうなんですね。すごいですね~。」と答えると「すごかないわよ、かわいそうに!小さいのにお勉強なんて」と義母。

小さい子のお勉強や塾通いなんて、現代ではそう珍しいことでもないのですが、義母にとっては「かわいそうなこと」に感じるようです。そんな話をしていたタイミングで、隣の部屋にいた夫アツシと一緒に息子のユイトが「ママ~、ママのお名前書けたよ~」と嬉しそうに入ってきました。「あっおばあちゃん」と笑顔の息子に義母が「あら、ユイトくんこんにちは。ひらがなお勉強してるの?」そこまでは良かったのですが「え?え?お勉強?ママにやらされてるの?」と嫌味たっぷりに言ったので夫に「急に来てそれかよ」と言われました。
ママのお名前が書けたと嬉しそうに報告するユイトくんに「ママにやらされてるの?」の質問はひどいですよね。ご主人の素早いひと言、ナイスです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。