[2]自己中義母にますます負けません|悲劇のおばぁを演じる義母が息子に勉強はイヤなものだと植え付ける。

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前回のお話

いつものようにアポなしで昼ごはんに合わせて訪問してきた義母。麻婆ナスとそうめんというメニューを聞いて「相変わらず簡単なの作ってるのね」と悪態。更には「辛いのは無理」と注文も付けてきました。この日の義母は、息子ユイトくんより2つ年上の、近所で塾通いをしている子について「まだ小さいのにかわいそう」と嘆いていました。そのタイミングでひらがなが書けて嬉しそうにママに見せに来たユイトくんに、「ママにやらされてるの?」とまたイヤなことを言って夫のアツシさんに「急に来てそれかよ」とバシッと言われたのでした。

言いたい放題の義母が自分勝手すぎる

ひらがなで私の名前が書けたと、嬉しそうに見せに来たユイト。それなのに義母が「ひらがなのお勉強してるの?ママにやらされてるの?」と言いました。

「こんなに小さいのにお勉強なんて、かわいそうじゃない。」と言って、義母はユイトに「お勉強が嫌なら嫌って言っていいのよ~」と諭すように言いました。たのしくひらがなを覚えていたユイトはきょとんとしています。自分の考えを押し付ける義母に夫アツシが「そんな言い方するなよ。無理やりさせてないし」と言ってくれましたが。

「え~それは分からないじゃないね。ユイトくん、お勉強嫌だよねぇ。遊びたいよねぇ~。」と、半ば言い聞かせるようにユイトに話す義母には、私たち夫婦の考えが通じません。アツシもイラッとして「なんだ、それ?言い方おかしいって。そんなこと言いに来たなら帰って欲しいんだけど。」と、私が言いたくても言えないことを全部言ってくれました。

アツシの「帰って欲しい」という言葉を聞くと、急に義母は『かわいそうなあおばあちゃん』を演じ始めました。「なによそれ?せっかく来たのに嫌な言い方!パパ意地悪よね~」いつものように、ユイトに話す体で聞こえよがしに「ユイトくん、おばあちゃんをいじめるパパなんて嫌い!ってパパに言って」と言いましたが、まぁいつものことなのでアツシは「はぁ?」とあきれ顔、私もスルーで「お義母さん、お昼できましたよ。」と声をかけました。

私が義母のお昼も準備したことを知ったアツシは「なぁ、ほんと、連絡なしで昼前に来てうちで昼を食べてくのどうにかならないの?」と、またしても私の気持ちを代弁してくれました。義母は「ユイトくん聞いた?パパってほんと意地悪よね。キョウコさん、私ってそんなに迷惑?」

迷惑かって?迷惑ですとも!でもそんなこと言えるわけがないでしょ。

私が心でつぶやいたのと同時に夫が「あのな、迷惑ですってキョウコが言えるわけないだろ」とまた言ってくれました。ナイス夫。それでも全く気にも留めない義母は「ユイトくんもこんなパパ放っておいていただきましょ?」と嬉しそうに食卓につきました。

ユイトくんを味方につけたい義母なのですね。きょとんとしているユイトくんがとっても可愛いです。義母にはなかなか言い辛いことをアツシさんがハッキリ言ってくれるので頼もしいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。

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