菓子折りと一緒に紙袋の中に入って帰還

ユカに「いちまちゃんがいなくなった!」と言われ、床の間を見ると、確かにいなくなっていたいちまさん。そこに親友ミチコの娘エリちゃんが、「山本さんがカバンに入れるのを見た」と証言してビックリ!山本さんちに行ってみる?と考えたものの、最終的に、「しばらくほっておこう」と決断しました。
それから数日後の夜のこと。
「そ・・園田さん。こんばんは・・」そう言われ、「山本さん・・とご主人?」何だか様子のおかしいご夫婦が突然やって来ました。

話の内容は予想がつくし、ユカに聞かせたい話でもないので、玄関の外で話すことにしました。「すみません。何でしょう」そう言うと、「・・あの」、

「ごめんなさい。コレ・・」そう言って差し出した紙袋に入っていたのは・・菓子折りと、やはりいちまさんが入っていました。

「この間、この人形が高いと思ってつい・・」そう言って山本さんが頭を下げると、「家内が本当に申し訳ございません!」と一緒に頭を下げるご主人。
「自ら申し出てくれましたし・・いちまさんも無事だったので、今回は私の方で収めておきます」そう伝えて、

「お菓子もお返しします。二度とこういうことはしないでくださいね」そう言ってお菓子を返そうとすると、「お菓子はせめてもの気持ちなので・・受け取ってください」ご主人にそう言われ、「・・ではありがたく」と拉致があかないので受け取ることにしました。

「本当に・・ごめんなさい・・」いちまさんを盗んだ張本人の山本さんは、そう言ってガクッと膝を落としました。
いちまさんがいなくなってから数日後の夜のこと、突然やって来た山本さんとご主人。そして、「ごめんなさい」と差し出された紙袋には菓子折りと、案の定いちまさんが!平謝りする山本夫妻に「二度とこういうことはしないでくださいね」そう言ってお菓子を返そうとしたマキさん。でもご主人に、せめてもの気持ちと言われ、受け取ることに。「本当に・・ごめんなさい・・」と申し訳なさそうに言う山本さん、わざわざ自分から返しに来るなんて、一体何が起きたのでしょうね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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