[4]うちの市松人形が見てる|「悪縁を払ってくれた?」疎遠になった人達の悪い噂を聞いて思わず感謝

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前回のお話

マキさんの実家、園田家には、代々娘に引き継がれている市松人形が大切に床の間に飾ってあります。家族から「いちまさん」と呼ばれるその市松人形は、幼少期のマキさんにとっては少し怖い存在でした。以前、いちまさんを雑に扱ってしまった日に夢に現れるという不思議な夢を見てから、いちまさんを大切に扱うことを誓ったマキさん。風邪をひいて寝込んでいた時にも、突然上から見下ろすように覗き込むいちまさんを怖いと思いつつ、ひやりとした感触をおでこに感じてそのまま眠りについたマキさんは、翌朝には熱も下がってすっかり元気に!そして小学生になったマキさんの家に友達が2人遊びに来ました。何かと感動するミチコちゃんと、何でもケチをつけるアヤメちゃん。その後、仲良くなったミチコちゃんとは裏腹に、他の子をいじめたり文具を盗んだりするアヤメちゃんとは自然に付き合いがなくなっていきました。

1話目から読む

「この人形こっわ!」暴言のせい?自転車で骨折した上に原因不明の病気に

小学生になった私の友達が家に遊びに来ることになりました。何かと驚いては感動したり、褒めてくれたりするミチコちゃんに対して、全てにおいて否定したりケチをつけるアヤメちゃん。自然に仲良くなったのはミチコちゃんで、アヤメちゃんは、マキさんをからかうだけでなく、他の子をいじめたり、文具を盗んだりのトラブルが続き、自然と付き合いも無くなっていきました。

そして高校生になった私。人並に彼氏ができ、家に遊びに来ることに。「スゲー家だな」驚く彼に「まぁ入ってよ」と玄関のドアを開けながら声を掛ける私。

すると、「うわっこっわ!この人形、オレこういうのマジ無理!ホラーかよ」といちまさんを見て文句を言う彼。

その後、二股をかけていたことが判明しすぐ別れることに。後に聞いた話によると、自転車で転び骨折したあげく、原因うh名の病気が併発して大変だったようでした。

それとは逆に、今の夫が家に来た時は、「お・・お邪魔しまーす」と入って来たかと思うと、

「優しい雰囲気の二人形だね~。はじめまして。えーっといちまさん?マキのおばあちゃんに貰ったんだって?」と優しくいちまさんに話しかけた彼。
その後、とんとん拍子で話が進み結婚することに。結婚後は、私の実家で両親とともに仲良く暮らしているのでした。

そして現在。
ミチコとは親友になり、大人になっても仲が良いまま。

アヤメと元カレは、あまり良い噂を聞かないまま疎遠に。いちまさんが悪縁を払ってくれたのか、彼らの言動に怒って呪った(?)のか・・?
そう思いつつ、感謝しているのでした。

高校生になったマキさんが彼氏を家に連れてきた時、いちまさんを否定したせいか、二股をかけていたことが判明し別れることに。おまけに自転車で転んで骨折したとか。対して今のご主人は「優しい雰囲気の人形だね~」といちまさんを絶賛。とんとん拍子で結婚することに。大人になっても親友のミチコちゃん。本当にいちまさんが悪縁を払ってくれたように思えてなりませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ

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