[3]うちの市松人形が見てる|家に遊びに来た悪口ばかり言う友達とはトラブルだらけで疎遠に

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前回のお話

マキさんの実家、園田家には、代々娘に引き継がれている市松人形が大切に床の間に飾ってあります。家族から「いちまさん」と呼ばれるその市松人形は、幼少期のマキさんにとっては少し怖い存在でした。ある日、いちまさんを雑に扱ってしまった日の夜、ボサボサの髪で着物が乱れたいちまさんがマキさんの夢に現れてビックリ!その後、マキさんは、いちまさんを大切に扱うことを誓いました。またある時、風邪をひいて寝込んでいたマキさんが夜うなされていると、上から見下ろしすいちまさんが!「怖い怖い」と驚くも、ひやりとした感触をおでこに感じ、そのまま眠りについたマキさん。翌朝には熱も下がってすっかり元気になり、「いちまさん、ありがとう・・」とお礼を伝えました。

1話目から読む

「お着物も髪もキレイ」いちまさんを褒める友達とけなす友達

ある日風邪をひいて寝込んでいた私。夜うなされて眠れずにいると、上から見下ろしているいちまさんの姿が!「怖い怖い」と驚いて目を閉じていても、いちまさんの視線を感じていた私。すると、突然おでこにひんやりとした感触があり、そのまま眠りにつきました。
そして翌日、熱も下がりすっかり元気になった私に驚くママ。夢かもしれないけれど、「いちまさんありがとう・・」とこっそりお礼を伝えました。

その当時、犬と猫を飼っていた我が家。花瓶を倒したり、食器をひっくり返したりといたずらが多い子たちでしたが、

不思議と、彼らがいちまさんに何かをしたことは一度も無く、かといって怯える様子もありませんでした。

そして私が小学生になった頃、ミチコちゃんとアヤメちゃんという、二人の友達が遊びに来ました。
「おじゃましまーす。すごーい!和風のお家~」と驚くミチコちゃんと、「ふーん。ずいぶんと古いお家ね」と言うアヤメちゃん。

そして、「マキちゃんち、お人形あるんだね~。お着物も髪もキレイ・・」そう言って大切そうに扱うミチコちゃん。すると、「えぇ~キモチワル~イ!マキちゃんこんなの好きなの?ヤバくない!?」とアヤメちゃんに言われ、「そんなことないよ!」と思わずムッとしてしまいました。

その後、私はミチコちゃんと仲良くなりました。
一方アヤメちゃんとは・・

「家にオバケの人形がいる!」と私をからかったり・・他の子をいじめる、文具を盗むなどのトラブルも多く、自然と付き合いも無くなっていきました。

小学生になったマキさんの家に、遊びにやって来た同級生のミチコちゃんとアヤメちゃん。何かと驚いては感動したり、褒めてくれたりするミチコちゃんに対して、全てにおいて否定するアヤメちゃん。マキさんが自然に仲良くなったのはミチコちゃんで、アヤメちゃんはというと、マキさんをからかうだけでなく、他の子をいじめたり、文具を盗んだりのトラブルが続き、自然と付き合いも無くなるように。マキさんがミチコちゃんと仲良くなったのは、とても自然な流れだったのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ

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