「お着物も髪もキレイ」いちまさんを褒める友達とけなす友達

ある日風邪をひいて寝込んでいた私。夜うなされて眠れずにいると、上から見下ろしているいちまさんの姿が!「怖い怖い」と驚いて目を閉じていても、いちまさんの視線を感じていた私。すると、突然おでこにひんやりとした感触があり、そのまま眠りにつきました。
そして翌日、熱も下がりすっかり元気になった私に驚くママ。夢かもしれないけれど、「いちまさんありがとう・・」とこっそりお礼を伝えました。
その当時、犬と猫を飼っていた我が家。花瓶を倒したり、食器をひっくり返したりといたずらが多い子たちでしたが、

不思議と、彼らがいちまさんに何かをしたことは一度も無く、かといって怯える様子もありませんでした。

そして私が小学生になった頃、ミチコちゃんとアヤメちゃんという、二人の友達が遊びに来ました。
「おじゃましまーす。すごーい!和風のお家~」と驚くミチコちゃんと、「ふーん。ずいぶんと古いお家ね」と言うアヤメちゃん。

そして、「マキちゃんち、お人形あるんだね~。お着物も髪もキレイ・・」そう言って大切そうに扱うミチコちゃん。すると、「えぇ~キモチワル~イ!マキちゃんこんなの好きなの?ヤバくない!?」とアヤメちゃんに言われ、「そんなことないよ!」と思わずムッとしてしまいました。

その後、私はミチコちゃんと仲良くなりました。
一方アヤメちゃんとは・・

「家にオバケの人形がいる!」と私をからかったり・・他の子をいじめる、文具を盗むなどのトラブルも多く、自然と付き合いも無くなっていきました。
小学生になったマキさんの家に、遊びにやって来た同級生のミチコちゃんとアヤメちゃん。何かと驚いては感動したり、褒めてくれたりするミチコちゃんに対して、全てにおいて否定するアヤメちゃん。マキさんが自然に仲良くなったのはミチコちゃんで、アヤメちゃんはというと、マキさんをからかうだけでなく、他の子をいじめたり、文具を盗んだりのトラブルが続き、自然と付き合いも無くなるように。マキさんがミチコちゃんと仲良くなったのは、とても自然な流れだったのですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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