[37]兄嫁が嫌い|心を入れ替え、子どもを守る母親の気持ちが芽生えた元妻に「娘に会わせてもいい」再び会うようになったふたり

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前回のお話

スズさんの兄タカシさんは13歳年下のキラキラ女子きみこさんにベタ惚れし結婚しました。しかし数年後、義姉きみこさんの浮気が発覚し浮気相手との間に子どもができたことを知らされ離婚。お金もなく家事に協力的でない浮気相手と上手くいくわけもなく、浮気相手はすぐに新しい女性を見つけ家を出て行ってしまいました。1人寂しい思いをしていると、タカシさんから娘妃ちゃんの入園式の写真が送られてきて、きみこさんは2人を傷つけたことを猛反省しました。子どもは1人で育てていくと決意したきみこさんは妊娠中にも関わらずアルバイトをして生活費を稼ぎました。アルバイトから帰ると突然の腹痛で動けなくなってしまったきみこさん。無意識にタカシさんに助けを求めていました。電話に出たタカシさんは「なんで俺?」といった状態でしたが理由を聞いてすぐにきみこさんの家に駆けつけて病院まで送ってくれました。病院につくと看護師さんに父親だと勘違いされて出産を見届けることになったタカシさん。無事元気な女の子が生まれました。退院日もタカシさんが車を出してくれきみこさんと赤ちゃんを家まで送ってくれました。きみこさんが今までのことを心の底から謝ると、タカシさんは「今度、妃を連れてくるよ」そう笑顔で言いました。

1話目から読む

「覚えてる?」久しぶりに娘と再会し涙する母

結婚してからの最低だった自分の行動を心から反省し、兄に謝罪したきみこ。すると兄が、今度娘の妃を連れてくると言ったのです。兄からの思いもしなかった提案に「いっいいの?」と戸惑うきみこ。兄は「今のきみこだったら妃に会わせてもいいと思う。」と笑顔で言いました。

きみこは兄に「・・・ありがとう。ありがとう。」と心からお礼を言ったのでした。

後日、数年ぶりに娘と再会したきみこ。きみこは妃に「妃、ママだよ?」と言うと妃はキョトンとした顔で「まま?」と呟きました。きみこは「そう、ママだよ。妃・・・覚えてる?」と聞きました。

妃はあまり覚えていなさそうでしたがきみこの「・・・抱っこさせてくれる?」というお願いに嬉しそうな表情を見せました。

そして、恥ずかしそうにモジモジしながから妃はコクリと頷きました。久しぶりに妃を抱っこして「大きくなったね・・・妃」と涙が止まらないきみこ。

それから週末になると、きみこと兄と妃と赤ちゃんで周りに内緒で会うようになったそう。

妃がきみこをママだと受け入れた時期を待って再婚を決意したそうでした。

お母さんやスズさんたちが知らない間にタカシさんときみこさんは会っていたんですね。妃ちゃんも妹ができて嬉しそうです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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