血の繋がりがなくても自分の子どもとして育てていくことを決意

私は兄に「お兄ちゃん達これからどうするの?」と聞きました。

するときみこが「お義母さんがこのままうちに住んでもいいって言ってくれて・・・」と言いました。兄も「そうそう、ここでみんなで住むよ~」と教えてくれました。

一緒に住むと聞いた私は母にこっそり「ねぇ、お母さん。」と声を掛けました。

「お兄ちゃんは、自分の子じゃない子も育てられるの?お母さんはイヤじゃない?」と聞きました。

すると母は、「だって、お兄ちゃん『姫の子どもは僕の子どもだ!』って言うんだもの。それに妃ちゃんのお姉ちゃんっぷりもかわいいしね~」とヤレヤレといった様子でため息をつきました。

「きっとあの2人はもう大丈夫よ。」とニコッと笑う母に私は「ふーん・・・なんか、わかんないもんだね~」と答えました。こうして我が家にまた姫が戻ってきました。

私の大切なお兄ちゃんを泣かせたら今度は絶対に許さないからね!幸せそうな兄家族を見つめながら、私は心の中でつぶやきました。でも、今のきみこの笑顔に不安はないな、と頷く私です。

お兄さんは最初からきみこさんの外見ではなく中身を好きになっていたんですね。赤ちゃんも新しい家族に加わり、タカシさんも妃ちゃんも幸せそうです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi