[36]兄嫁が嫌い|「私、本当に本当に最低だった」自分の子じゃない赤ちゃんの出産に立ち会った元夫に謝罪

アイコンイメージ
前回のお話

スズさんの兄タカシさんは13歳年下のキラキラ女子きみこさんにベタ惚れし結婚、その後長女の妃ちゃんが生まれたものの自分優先のきみこさんは無関心。タカシさんは妃ちゃんを連れて実家に帰り別居生活を1年ほど続けましたが、きみこさんは別の男性と浮気・妊娠が発覚して離婚することに。その後、タカシさんのお金がなくなり、生活が苦しくなったきみこさんに冷たくなる彼。「お前とは結婚できねーわ」と新しい恋人を作って出ていってしまい、何もかも失ったきみこさんは、タカシさんが送ってくれた妃ちゃんの入園式の写真を見て自分の愚かさを深く後悔。自分がしっかりするしかないと、と心を奮い立たせると長かった髪を自分でバッサリ切り、大きなお腹を撫でながら「ママ頑張るね」と決意を口に。老夫婦が営む洋食レストランのアルバイトに応募すると、事情を聞いた上で雇ってくれた上にまかないまで!優しいオーナー夫婦や常連さんに可愛がられながらアルバイトにも慣れた頃、バイトから帰ると突然襲う腹痛に不安を覚え、タカシさんに電話するも冷たい対応で、痛みもあり動揺。「なんで俺?」と言われ、他の女の人と出て行っちゃったと話し、病院に行くと言うと、「待って!!」とタカシさんが言い、きみこさんの家に駆け付けて車にのせてくれました。

1話目から読む

「お父さんはこっちにいてください!」看護師の言葉に素直な返事

予想外に早くやって来た陣痛に不安になったきみこは、妃が生まれた時を思い出し、ずっとそばにいてくれた兄に思わず電話を。「なんで俺?」と最初はぶっきらぼうに答えていた兄ですが、不倫相手が出て行ったと聞き、きみこの様子を察して家に駆け付け、病院へ連れて行ってくれました。

「お父さんはこっちにいてください!」看護師さんにそう言われ、「はい」と返事をする兄。

「う゛っ・・う゛」と唸るきみこに、「姫、がんばって!」と声をかけました。

そして、「おぎゃーおぎゃー」と泣き声が聞こえ、「おめでとうございます!元気な女の子ですよ」看護師さんが笑顔で教えてくれました。

その後、「タカシ、何から何まで本当にありがとね・・」自宅に送ってもらったきみこがそう言うと、

「あの・・私、本当に本当に最低だった・・ごめっ・・」と謝るきみこにの言葉を遮り「今度、」と兄が口を開きました。

「妃を連れてくるよ」そう笑顔で言いました。

産院に「お父さん」として付き添い、「姫、がんばれ!!」と応援するタカシさん。無事に元気な女の子が生まれてホッとした後、退院の日にはきみこさんを自宅まで送りました。こんなタカシさんの優しさに触れてしまったら、「私、本当に本当に最低だった」と謝罪するのも当然ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

この記事をSHAREする