「お父さんはこっちにいてください!」看護師の言葉に素直な返事

予想外に早くやって来た陣痛に不安になったきみこは、妃が生まれた時を思い出し、ずっとそばにいてくれた兄に思わず電話を。「なんで俺?」と最初はぶっきらぼうに答えていた兄ですが、不倫相手が出て行ったと聞き、きみこの様子を察して家に駆け付け、病院へ連れて行ってくれました。
「お父さんはこっちにいてください!」看護師さんにそう言われ、「はい」と返事をする兄。

「う゛っ・・う゛」と唸るきみこに、「姫、がんばって!」と声をかけました。

そして、「おぎゃーおぎゃー」と泣き声が聞こえ、「おめでとうございます!元気な女の子ですよ」看護師さんが笑顔で教えてくれました。

その後、「タカシ、何から何まで本当にありがとね・・」自宅に送ってもらったきみこがそう言うと、

「あの・・私、本当に本当に最低だった・・ごめっ・・」と謝るきみこにの言葉を遮り「今度、」と兄が口を開きました。

「妃を連れてくるよ」そう笑顔で言いました。
産院に「お父さん」として付き添い、「姫、がんばれ!!」と応援するタカシさん。無事に元気な女の子が生まれてホッとした後、退院の日にはきみこさんを自宅まで送りました。こんなタカシさんの優しさに触れてしまったら、「私、本当に本当に最低だった」と謝罪するのも当然ですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi