「他の女の人と出て行っちゃった」元妻が不倫相手に捨てられていた

予定より早い陣痛に不安になるきみこは、ふと「妃のときはどうしてたっけ?」と考えます。すると思い出すのは兄のことばかり。「大丈夫だからね」「俺がついてるから!」「姫、がんばれ!!」そんな風にずっとそばにいてくれた兄のことを思い出し、思わず電話をかけました。
「・・はい。もしもし」と兄の声が聞こえ、「・・あっ。あの」と動揺するきみこ。

「・・なに?」何の用事かとたずねる兄に、「ご・・ごめん。お腹が・・急に痛くなって・・不安になって・・」とズキズキする痛みを感じながら、きみこがそう言うと、

「なんで俺?『あっくん』は?」と冷たく言う兄。「あっ・・他の女の人とでて・・っつ・・行っちゃって・・」痛みをこらえながら話すきみこ。

きみこの言葉に兄は無言になり、「ご・・ごめん。急に電話・・き・・切る」きみこがそう言い、

「も・・う・・びょう・・いん・・いく・・とつぜ・・んごめ・・」話すのもままならない様子のきみこ。すると、「・・待って!!」と兄が!

「今、部屋だよね?そこにいて!!」と伝える兄。そして車の音が聞こえました。

そして、きみこの家に到着。
「ありがとう・・本当、ごめんなさい」そう言いながら涙ぐむきみこに、「今はいいから・・車のって!!」そう言うと、きみこに寄り添って車にのせたのでした。
予想外に早くやって来た陣痛に不安になるきみこさんは、妃ちゃんが生まれた時を思い出し、ずっとそばにいてくれたタカシさんに思わず電話をかけてしまいました。「なんで俺?」と最初はぶっきらぼうに答えていたタカシさんが、きみこさんの様子を察して家に駆け付けたこと、きみこさんは絶対に忘れてはいけませんよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi