[31]兄嫁が嫌い|「自分のダンナを騙してた奴なんて信用できねー」バラ色の未来に落ちる影

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前回のお話

スズさんの兄タカシさんは13歳年下のキラキラ女子きみこさんにベタ惚れし結婚。その後長女の妃ちゃんが生まれるもきみこさんは遊び放題。心配になったお母さんの提案で別居生活が始まるも1年後には連絡もなくなり、心配になったタカシさんが自宅に戻ると、なんと見知らぬ男性の姿が。その男性の子どもがいるときみこさんに言われ、愕然とするタカシさん。その後身の回りの整理をして離婚が成立。妃ちゃんのためにと頑張るタカシさんをお母さんが心配するも、母親の不在に気づかないまま成長した妃ちゃんがこども園に入るタイミングで家を出たスズさん。そこから2年が経った頃、お母さんから電話で「お兄ちゃん、きみこさんとよりを戻すって」と言われ驚くスズさん。そして週末、実家に帰ったスズさんに挨拶するタカシさんと隣の女性。「すみませんどちら様でしょうか?」とたずねるとなんときみこ!あまりの変わりように、スズさんが力いっぱい驚いていると、「やだ!姫って言わないで!」「いいじゃん~」とイチャイチャする二人にことの経緯をたずねると、離婚成立当日に遡った二人。この後、「どうすればいいんだ!」と涙ぐむタカシさんと、「あっくんと一緒になれる!」と希望に目を輝かせるきみこさん。二人の思惑は全く違っていたのでした。

1話目から読む

「そもそも腹の子どもって俺の子なん?」お金が無くなった途端に棘

「やだ!もう~姫って言わないで!」「いいじゃん~」とイチャイチャする二人にことの経緯をたずねると、離婚成立当日の話に。離婚届の提出は兄がすることになり、話が終わろうとすると、きみこが「たまにでいいから妃の写真を送って欲しい」とお願いするもキッパリ断った兄。その後、「どうすればいいんだ!」と涙ぐむタカシさんと、「あっくんと一緒になれる!」とワクワクするきみこさん。それぞれ同じ状況にもかかわらず、考えていたことは全く違ったのでした。

兄のお金で『あっくん』に貢いでいたきみこは、その後、どんどん生活が苦しくなりました。

ある日のこと。
「えー、今日のメシこれだけ?もっと肉食いたいー」と言い出すあっくんに、

「ごめんね。もう、売れる物なくて・・」と答えると、「あーあ。遊んで暮らせると思ったのに」と文句を言うあっくんに、「・・ごめん」と謝るきみこ。

またある日のこと。
「ねぇ、あっくん。少しでいいから生活費入れてほしいの・・」きみこがそう言うと、「はあ?なんで?お前が働けばいいじゃん。妊婦でも働けるだろ」そう言われて無言になるきみこ。

すると、「てかさ、そもそも腹の子どもって俺の子なん?」と疑い始めるあっくんに、

「なんでそんなひどいこと言うの!?正真正銘あっくんの子だよ?」きみこがそう言うも、「ほんとかよ?」と疑ってかかるあっくんが、

「自分のダンナを騙して生活してた奴のことなんて、信用できねー」ときみこに向かって言いました。

タカシさんのお金で浮気相手『あっくん』に貢いでいたきみこさんは、離婚後、どんどん生活が苦しくなりました。満足におかずも用意できなくなり、あっくんからは文句ばかり。「あーあ、遊んで暮らせると思ったのに」と言い出すあっくんに、少しでいいからと生活費を入れてくれるよう頼んでも、「お前が働けばいいじゃん」と全く働く気はない様子。そのうち「お腹の子って俺の子なん?」と言い出し、「自分のダンナを騙して生活してた奴のことなんて、信用できねー」と言い捨てられてしまいました。

あっくんとのバラ色の未来が待っていると思っていたきみこさん。これまでの生活は、タカシさんがいたからこそ成り立っていたのだと痛感したはずですが、それにしてもあっくんの態度の悪さ、きみこさんは何がしたかったのか、真意を測りかねますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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