「やだ!もう~姫って言わないで!」「いいじゃん~」イチャイチャする2人

お母さんに、「お兄ちゃん、きみこさんとよりを戻すって」と聞き、驚いた私。週末になり実家に帰ると、兄とその隣には女性の姿が。「お客さん?」と思っていると、近づいてきて「お久しぶりです」と挨拶する女性に、「すみません・・どちら様でしょうか?」と誰かわからずたずねると、「何言ってんだよ。『姫』じゃん~」兄が笑いながら言い、「はあああああぁ!?」と思わず驚きの声を出してしまいました。
そして、「やだ!もう~。姫って言わないで!」きみこがそう言うと、「いいじゃん~」と兄が言い、二人でイチャイチャ。「え?えっ・・どういうこと!?」全く訳が分からずたずねると、ことの経緯を話してくれました。

それは、遡ること離婚成立当日のこと。
「うん。じゃ、これで役所に提出しとくから」兄がそう言うと、「うん、あの・・」きみこがそう言いました。

「たまにでいいから、妃の写真送ってほしいの」きみこがそうお願いすると、「それは出来ない。だって、妃を捨てたのは君でしょ?」そう言うと、「じゃ、妃が待ってるから。いままでありがと」と兄がキッパリと言いました。

そして、バタン・・と扉を閉めると、
「兄:これから」
「妃:これで(ま、いっか)」
と二人は離婚後のこれからを考えていました。

「兄:どうすればいいんだ!」
「妃:あっくんと一緒になれる!」
離婚が成立した後、それぞれ違う考えが頭の中に浮かんでいたのでした。
「やだ!もう~姫って言わないで!」「いいじゃん~」とイチャイチャする二人にことの経緯をたずねたスズさん。二人の離婚が成立した日に遡って話してくれました。離婚成立当日、書類の提出はタカシさんがすることになり、何もなくなった二人。きみこさんが「たまにでいいから妃の写真を送って欲しい」とお願いするもキッパリ断ったタカシさん。その後、「どうすればいいんだ!」と涙ぐむタカシさんと、「あっくんと一緒になれる!」とワクワクするきみこさん。それぞれ同じ状況にもかかわらず、考えていたことは全く違った二人、本当にこのまま、関係が終わってしまうのでしょうか。きみこさんの人生が、そんなに都合良く進むはずはないと思ってしまいますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi