自分たちの子どもよりも仕事を取った次男夫婦

朝早くにインターホンが鳴ったので何事かと思い玄関を開けると、そこにはスーツ姿の修二と、おくるみに包まれたハルトくんの姿がありました。思わず目を丸くしていると、修二は少し間を置いてから「母さん、助けて」と言ってきました。
「修二、どうしたの?」と声をかけると、修二は困った表情で「今日1日ハルトの面倒を見てくれないかな」と頼んできました。事情を聞くと、本来は修二だけが出勤する予定だったのに、なぜか恵理子さんまで出勤してしまったのだそうです。

「育休中じゃないの?何か大きなトラブルでも?」ハルトくんに見惚れながらそうたずねると、修二はばつの悪そうな顔で「ちょっと色々あって・・・」と口ごもります。その様子から言いづらい事情があるのだと察した私は、深く追及せず、ハルトくんを預かることにしました。

修二は肩にかけていた荷物を玄関先に置くと「ここにオムツとか着替えは入ってる・・・ありがとう母さん、ごめん」と小さな声で謝りました。そして、ハルトくんの頭を優しく撫でると、そのまま仕事へ向かっていきました。

腕の中ですやすやと眠るハルトくんに、私はそっと声をかけました。「ハルちゃんはじめましてね、今日はばぁばと過ごしましょうね」するとその声に気づいたのか、「お客様誰でした?」とまゆみちゃんがやってきます。まゆみちゃんは、私の腕の中で眠るハルトくんの姿を見るなり、大きな声を上げて驚きました。

まゆみちゃんはハルトくんをまじまじと見つめると「わぁ・・・」と小さな声を漏らしました。それにしても、恵理子さんは産休が明けたばかりでまだ育休中のはず。外資系の仕事はそんなに忙しいものなのかしら。高給を得るのも大変なのでしょうね。
朝早くから突然やって来て「ハルトの面倒を見てほしい」なんて言われたら、何事かと戸惑ってしまいますよね。それに、恵理子さんはハルトくんを修二さんに任せきりにして、自分だけさっさと仕事へ行ってしまったとのこと。あまりに無責任で言葉を失ってしまいます。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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なんだか、このまま預けっぱなしになりそうな予感···
こんな突然の頼みをあっさり受け入れるなんて、今までの経緯的になんて大甘で間抜けなんだと言いたくなる。これから毎日、ハルトを預けられる展開が見えてきたな。