[11]自称グルメの勘違い|息子に料理を褒められたのが嬉しくて、本当のことを言い出せなくなってしまった義母

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前回のお話

レストランのキッチンで働く優奈さんは小さい頃から料理が大好き。だけど夫の充さんに出す料理を作っている時だけは気分が乗りません。なぜなら充さんは優奈さんの料理を食べるたびに「お袋の料理と違う」と不満を漏らすから。充さんは義母の料理に強い思い入れがあるようで、優奈さんには常に「橋本家の味を覚えてほしい」と言いますが、優奈さんは義母の料理を一度も味わったことがなく、再現のしようがないため困っていました。そんなある日、留学先から一時帰国する充さんの妹みのりさんのため、手料理を振る舞うことになった優奈さん。充さんと同じく義母の味で育っているため気が重くなる優奈さんでしたが、予想に反してみのりさんは優奈さんの料理を大絶賛してくれました。それでも充さんだけは優奈さんの料理を認めないようでブツブツと文句ばかり。そんな充さんにみのりさんは、義母の料理は全て市販の調味料でできていることを明かしたのでした。

1話目から読む

勘違い夫を撃退してくれた義妹に感謝

いつまでも私の料理を否定し続ける充に、ついに義母の味のからくりを明かしたみのりちゃん。共働きだった義母は、料理の負担を減らすため、顆粒だしやめんつゆなどの市販調味料を上手に活用していたのです。けれど充は、幼い頃に聞いた「手を抜きたくないから市販のものは使わない」という義母の言葉を疑うことなく信じ続けていました。

「違いが分かるみたいな勘違い恥ずかしいよ!」みのりちゃんに面と向かってそう言われた充は、言い返すこともできず、すっかりうなだれていました。その様子がおかしくて、私は思わず吹き出してしまいます。「みのりちゃん、ありがとうね」と声をかけると、みのりちゃんは申し訳なさそうに「こちらこそ失礼なことしてごめんなさい・・・実はうちの母も話してたんです」と、義母の話を教えてくれました。

みのりちゃんがうちから実家へ帰ったあと、義母は味付けのことを正直に打ち明けられなかったことを、深く反省していたそうです。どうやら充に「母さんの料理の方が美味しい」と言われたのが嬉しくて、つい本当のことを言えなくなってしまったのだとか。充から「料理を教えてあげて」と言われたときには、変な汗が出てしまったと話してたそうです。

義母にもプライドがあったのか、なかなか訂正できないまま、気づけばここまで話が大きくなってしまったみたい。みのりちゃんは私のほうを見て少し気まずそうに「失礼な態度ですよね・・・でも、娘の私が言うのもなんですが、底意地の悪い母ではないんです」と話してくれました。

私はみのりちゃんに「レトルトやお惣菜、私も好きだよ。使いたいと思った時もあったんだ・・・でも充の話を聞いて『使っちゃいけない』と思い込んで必死になってたから、みのりちゃんが教えてくれて嬉しかったよ」と微笑みながら伝えました。

あの日、みのりちゃんと2人で買い物に行った帰り道。私は思い切って、義母の味が再現できないことへの悩みを打ち明けました。「私どうやってもお義母さんの味が出せなくてずっと悩んでて・・・まだお義母さんの手料理いただいたこともなくて」そう話すと、みのりちゃんは突然立ち止まり「お義姉さん・・・兄が本当にごめんなさい!」と、勢いよく頭を下げてきました。

充さんにあれだけ持ち上げられてしまったら、「実は市販の調味料を使っている」なんて、とても打ち明けられない義母の気持ちも少し分かる気がします。もちろん、もっと早く正直に話してくれていれば、優奈さんは早く楽になれたはずです。でも悪気がないなら仕方ない気もしますね。

※この記事は過去に公開したものを再掲しています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

最新のコメント
  • はなこ より

    この際、義母はどうでもいい
    モラハラマザコンバカ舌は早急に捨てた方がいいでしょ

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