[174]妻の涙でようやく自分の過ちの大きさに気付いた夫。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

親に反対され仕方なく別れた元彼女ジュリ実さんと同窓会で再会して以来ジュリ実さんから依存されるようになり、断り切れずに家族に嘘をついてまでジュリ実さんと会っていたろみ緒さん。その結果、ろみ緒さん夫婦もジュリ実さん夫婦も離婚危機に陥ってしまいます。妻のめいさんはろみ緒さんのことが信用できなくなり、ろみ緒さんが夫婦関係を再構築しようと焦って行動すればするほど空回りし、めいさんの心はどんどん冷めていきます。過呼吸になったジュリ実さんがろみ緒さんに助けを求める連絡をした日、夫婦で話し合いをしたろみ緒さんとめいさん。それからしばらく経ったある日、ジュリ実さんの夫めが根さんとカフェで会っていためいさんは、めが根さんと話しながらろみ緒さんと話し合ったときのことを思い出していました。ボーッとするめいさんを心配しためが根さんは「誰かに気持ちを吐き出すと心が少し楽になると思う。ふわっと野郎の愚痴とかでも」と提案するとハッとして「旦那さんの事を失礼な呼び方ですみません」と言うと、めいさんは「旦那ではなく元旦那です」と答えました。

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妻は2番目に好きな人

めいさんがろみ緒さんのことを「旦那ではなく元旦那です」と言ったのを聞いて、言葉が出ないめが根さん。

驚きのあまり言葉が出ないめが根さんがようやく絞り出したのは「え・・?」という一言でした。めいさんは黙ったまま視線を落とします。

ろみ緒さんと離婚について話し合い中、もう前のような関係には戻れないけれどお父さんのことが大好きな娘のあかりちゃんの気持ちを優先したいと考えていためいさんは涙が溢れました。めいさんの涙を見たろみ緒さんはハッとした表情になります。

「俺は何て事をしてしまったんだろう」めいさんの涙を見て、改めて自分のしてしまったことの大きさを痛感し深く後悔したろみ緒さん。

めいさんを深く傷つけてしまった自分がこれから何ができるのかを考えたろみ緒さんは「めい俺・・めいとあかりが大変な思いをしないように全力で支える」と伝えました。

そして、めいさんの信頼を取り戻し関係を修復しようと思ってやったことはどれも的外れなことばかりだったことについても「いつも間違えてばかりで本当にごめん」と謝りました。

「めいの気持ちに寄り添わないで辛い選択を委ねて」

「こんなどうしようもない俺を今まで見捨てないでくれてありがとう」と、謝罪と感謝の気持ちをめいさんに伝えたろみ緒さん。

ろみ緒さんのことを「元旦那」と言っためいさんの言葉で、初めて二人が離婚していたと知り驚きを隠せないめが根さん。しばらく沈黙した後「え?」と聞き返すと、めいさんは黙ったまま視線を落としました。この時、めいさんはろみ緒さんと離婚について話し合ったときのことを思い出していました。めいさんの涙を見て「俺は何て事をしてしまったんだろう」と自分のしてしまったことの大きさに改めて気付いたろみ緒さんは「めいとあかりが大変な思いをしないように全力で支える」という決意と、めいさんの気持ちに寄り添わず自分の気持ちばかり押し付けていたことについての謝罪と、「こんなどうしようもない俺を今まで見捨てないでくれてありがとう」という感謝の気持ちをめいさんに伝えました。
ろみ緒さんはようやく本当に自分の過ちに気付いたようですが、もう遅かったのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
めが根さんはめいさんとろみ緒さんが再構築できたと思っていたのですね。

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