[175]「離婚しよう」離婚回避に必死だった夫が自ら離婚を切り出す。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

アイコンイメージ
前回のお話

親に反対され仕方なく別れた元彼女ジュリ実さんと同窓会で再会して以来ジュリ実さんから依存されるようになり、断り切れずに家族に嘘をついてまでジュリ実さんと会っていたろみ緒さん。その結果、ろみ緒さん夫婦もジュリ実さん夫婦も離婚危機に陥ってしまいました。ろみ緒さんは離婚を回避しようと必死でしたがその行動はすべて空回りで、冷めてしまっためいさんの気持ちを取り戻すことはできませんでした。離婚についての話し合いをした日、涙を流すめいさんを見て「俺は何て事をしてしまったんだろう」と自分の過ちの大きさを痛感したろみ緒さんは、めいさんの気持ちに寄り添えなかったことの謝罪と、今まで自分を見捨てないでいてくれたことへの感謝をめいさんに伝えました。

1話目から読む

妻は2番目に好きな人

これまでどんなときも冷静で動じる姿を見せなかっためいさんの涙を見たろみ緒さんは、自分がどれほどめいさんを傷つけていたのかまざまざと思い知らされます。「めいの気持ちに寄り添わないでごめん」という謝罪と「こんなどうしようもない俺を今まで見捨てないでくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えたろみ緒さんは、最後に「俺と結婚してくれてありがとう」と改めてめいさんに感謝を伝えました。

めいさんに気持ちを伝えながら、ろみ緒さんはこれまでの結婚生活を振り返っていました。あかりちゃんが生まれたばかりの頃、慣れない育児で疲れているめいさんに「夜泣き俺見るから」と言うと「明日仕事あるでしょ。大変だから」と自分のことよりもろみ緒さんの体調を心配してくれためいさん。

そんなめいさんに、ろみ緒さんもまた「いいんだよ。俺に任せて。めいの体調の方が大事だよ」と自分よりもめいさんの体を気遣い、お互いを想い合っていた二人。

あかりちゃんが成長すると、ろみ緒さんはあかりちゃんに自転車の乗り方を教えました。練習を重ねあかりちゃんが補助輪なしで自転車に乗れるようになると、ろみ緒さんは感動で涙を流しながらめいさんに報告し、一緒に喜びを分かち合いました。

家族で過ごす時間に幸せを感じたろみ緒さんが「めいと出会えて俺幸せだ。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えると、「急に何よ」と笑っためいさん。

「これからも3人で一緒に」と笑い合った幸せな時間を思い出しながら、ろみ緒さんは「めい、本当にありがとう」ともう一度感謝の言葉を伝えました。

そしてろみ緒さんは、あかりちゃんがくれたお守りの石を差し出しながら「離婚しよう」とめいさんに言いました。

めいさんの涙を見てハッとしたろみ緒さんは、めいさんに謝罪と感謝を伝えながらこれまでの結婚生活を思い返していました。お互いが自分のことよりも相手を思いやる気持ちを持っていた頃のこと、あかりちゃんの成長を一緒に喜び合った時のことなど、家族で過ごした幸せな時間を思い出しながら、ろみ緒さんは「めい、本当にありがとう。離婚しよう」とめいさんに伝えました。
離婚したくない気持ちが強かったろみ緒さんですが、自分の気持ちではなくめいさんの気持ちを考えて離婚を切り出したのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
同窓会でジュリ実さんと再会しなければ家族の幸せがずっと続いていたのかもしれないと思うと辛いですね。

この記事をSHAREする