[173]愛情も信用も失った男を「旦那ではない」と言った妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

相手の親に結婚を反対されたことにより未練が残ったまま別れた元カノジュリ実さんと同窓会で再会したろみ緒さんは、家族に嘘をついたまま振り回されているうちに、妻めいさんの信用を失い離婚危機に陥ってしまいました。離婚を回避しようと焦れば焦るほどろみ緒さんは空回り。ジュリ実さんの夫めが根さんも交えての話し合いの結果、ろみ緒さんはジュリ実さんと二度と会わないと約束しました。そんな状況でもジュリ実さんは空気を読まずにまたろみ緒さんに会いに行きました。めが根さんに呼ばれカフェへ行っためいさんは、めが根さんと話すうちにろみ緒さんとの出来事を思い出していました。一番大切なのは家族なのに傷つけていたと気づいたろみ緒さんは、めいさんが望むのなら離婚も受け入れる覚悟でいました。めいさんはろみ緒さんを信じることができなくなっていましたが、娘あかりちゃんのことを考えると決断できずにいました。無邪気に「海に行けば仲直りできる」と願うあかりちゃんのことを想い、ろみ緒さんの前で涙が出てしまったのです。

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妻は2番目に好きな人

ジュリ実さんの夫めが根さんにカフェに呼ばれためいさんは、話しているうちにろみ緒さんと夫婦の再構築をすべきかどうか悩んでいた時のことを思い出していました。大切な家族を傷つけ、信用を失ったろみ緒さんは、めいさんが望むなら離婚を受け入れると一度はめいさんに伝えたものの、笑っている両親が大好きな娘あかりちゃんの心を知り、やはり離婚したしたくないとめいさんに食い下がったろみ緒さん。一方めいさんは、夫を信用できなくなってしまっている自分に気付きながらも娘のためを思うと自分が我慢すべきか悩んでいたのでした。

めが根さんに声をかけられハッとしためいさん。「すみません、ボーっとしてしまって」と言うと

めが根さんは、自分が言て良いことなのかは分からないと前置きしつつ、めいさんに提案しました。

「誰かに気持ちを吐き出すと心が少し楽になると思うんです。」とめが根さんは言いました。そのことばをじっと聞いているめいさん。

めが根さんに「何でもいいです。お互いに暴露し合いませんか。そう、ふわっと野郎の愚痴とかでも。」と言われました。めが根さんには、めいさんがまだろみ緒さんとジュリ実さんに傷つけられたことから立ち直っていないように見えたようです。

「あっすみません、旦那さんの事を失礼な呼び方で。つい条件反射で。」と、めが根さんはろみ緒さんのことを「ふわっと野郎」と呼んだことを慌てて謝りました。

めが根さんの提案に「そうですね、暴露いいかもしれないです。あと」とめいさんは賛成しました。

ろみ緒さんのことを話題にしためが根さんに、めいさんは「旦那ではなく元旦那です。」と答えました。

元カノジュリ実さんのことを忘れられず、嘘をついてまで会っていたろみ緒さんは一番大切なのは家族だと言いますが、以前のような家族に戻ることはできないと確信するめいさんは、もう何一つろみ緒さんを信用することができなくなっていました。それでも家族で一緒に笑っているのが大好きなあかりちゃんのために離婚は避けるべきか悩んで悩み抜いためいさんが至った結論は、離婚だったのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
既にろみ緒さんとは離婚していたのですね。あかりちゃんの気持ちを大切にしたかっためいさんですが、愛情を失ってしまったろみ緒さん一緒に過ごしても本当の笑顔は生まれてきそうにありませんよね。

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