前回の話
妹のひめちゃんが生まれた頃のことを思い返し、ゆめかなさんは長男くんに謝らないといけないことがあるといいます。それは、聞き分けの良い長男くんに甘え一人にしてしまうことが多かったこと、そんなママを長男くんは責めなかったのに自分は怒らなくても良いことで長男くんを責めてしまったこと、抱っこをせがむ長男くんにたくさん我慢させたこと・・・もし時間が戻るなら、笑顔でたくさん抱っこしてあげたいと思うのでした・・・。
愛し方を知らなかった私から愛し君へ[5]
愛し君へ
小学校に入学した君は、他の子より体は小さく、自己主張をあまりしない子だったね。
お友達から仲間外れにされて一人泣いてる君を見て、私も悔しく悲しい気持ちになった。
私が親だから自分の意見を言えない子に・・・と申し訳なく思った。
3年生の時、こんなことがあった。
「ほんとにやったの?」
「はい・・・」
友達に濡れ衣を着せられて反論せず、先生に怒られた君。
「何でやってもいないことを自分がやったなんて言うの?」
そう聞くと
「だって面倒だったし、ぼくが怒られればそこで終わるでしょ?」
やってもいないことを謝るそんな子だったけど・・・
4年生でも同じようなことがあった。
「自分はやってないって言うんですけどね・・・もう1人は絶対やった!って譲らずで・・・。たろうくんももっと主張すればいいと思うんです」
面談で先生はそう言った。
でも私は・・・
「あの・・・息子はやってないって言ったんですよね?」
「一年前はやってもいないことを謝るような子でした。あの子なりに成長できていると思います」
そう先生に伝えた。
私の知らないところで少しずつ成長してるのだと知りました。
そして君は6年生になった。
愛し君へ
友達に誘われ遊びに行く君を見送りながら、こうして少しずつ私の元を離れていくのだろうと
嬉しくもあり、少し寂しくも感じた・・・
続きます。
次の話
ゆめかな
小学校高学年女子、新中学1年生男子の2人を2歳差育児しています!
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小学生の6年間はどんどん親の手を離れていき、その成長を嬉しくも思いますが、やはり寂しさもありますよね・・・。
[ママ広場編集部]