前回の話
翌朝、幼稚園バスを待つママさん達に少しずつ玉ねぎをおすそ分けしたゆうくんママ、すると・・「約束したのは私!みんなに配るとうちの分が減る!私にくれるんでしょ!」そして・・「次からは気をつけてくださいよ!」と捨て台詞を吐いて行ってしまったのですが・・え?なんで!?
おすそ分けクレクレママ[4完]目ざといな・・光る監視の目にドン引き
おすそ分けであれほど責めたあのママは、その後、どうしたかというと・・・
ゆうくんママの家に宅配が届くたびに、野菜が届いたのか聞いてくるようになりました。
いや、宅配が届かない日でも「そろそろ野菜が届くんじゃない?」と確認してきます。
「今日は冷凍便だった」と、いつもチェックしているようで中身を聞いてくるのです。
近所の家に届く宅配をワクワクそわそわしてチェックしているとは・・・!ひえぇぇぇ
ゆうくんママはなるべく関わらないように努めていましたが、仕方なくたまに野菜をおすそ分けすると、白々しく「えっいいの~?」と驚いて、とても喜んでくれます。
それから1年後、ゆうくんママはご主人の転勤で引越すことになり、もう宅配のことで気をつかうことも、お付き合いもなくなったのだそうです。
実は、おすそ分けのことで困っていたのはゆうくんママだけではありませんでした。
近所の他のママさんたちにも、おすそ分けをおねだりして節約していたのだそうです。
よかれと思ってしたことが、まさかの事態になったことが本当に怖かったという、ゆうくんママのお話でした。
完
次回も本当にいたクレクレママのお話、お下がり編です。お楽しみに!
[1]子供服マウント?公園で聞こえたおしゃれママの会話が気になる。お下がりクレクレママ
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi