【４７】いざ、女性との約束の場所へ！妻には「残業になった」と嘘のメール。外面が良い夫の本性は不倫男だった｜岡田ももえと申します

2024-03-04

岡田ももえ

前回の話
ふり子さんとの約束の日、お気に入りのオシャレなネクタイを締めて出社した良し男さん。それに気付いた同僚のマキさんに「今日何かあるんですか？」と聞かれると「育児頑張ってくれてる嫁見てさ、俺も気持ち引き締めようと思ってさ」と愛妻家のフリ。そして「今日楽しみな事があって、いつもより早起きしちゃいました」と言うふり子さんにキュンとする良し男さん、数時間後の約束の時間が待ち遠しくて堪りません・・・。

【４７】外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～

「ほの香、よしよしオムツかな」
すみれさんが泣いているほの香ちゃんをあやしているときに、スマホに一通のメッセージが届きます。
『今日残業になった。帰るの遅くなる』
良し男さんからの残業になったという報告でした。

（既読にならないな。風呂入れてんのかな）
なかなか既読にならないメッセージを見て、お風呂に入っているのかなと呑気に考えていた良し男さん。

その頃すみれさんは・・・
「ほの香ミルクかな、よしよし大丈夫よ」
お風呂ではなく、泣き止まないほの香ちゃんを必死にあやしていました。

すみれさんが一人で育児に奮闘している頃、
良し男さんはいつもと違う駅で電車を降り、ふり子さんとの約束の場所へ向かっていました。

「ふり子さん、ごめん待った？」
先にお店に到着していたふり子さんを気遣う良し男さんに
「いえちっとも」
と微笑むふり子さん。

「ご注文お決まりになりましたらお呼び下さい」
そう言って店員さんが居なくなると、
「外面さん・・・」
ふり子さんが口を開きます。

「今日はありがとうございます」
と、自分のために時間を作ってくれた良し男さんにお礼を言うふり子さん。