前回の話
テーブルに並んだ義母の手料理を「ハンバーグにサラダ、お味噌汁にごはん、気をつけなくては・・」と、じっと見つめるアイ子さん、「やっぱりうまい!」と大絶賛する恭一さんに「・・ごめん。私お義母さんの料理覚えられないかも・・」と涙を浮かべて・・
「家族」と認められない私[17-2]こっちのターン!義母の嫌がらせに反撃
「どうしたの?アイ子の料理はいつも美味しいよ。母さんの味・・すぐに覚えられると思うよ」
と慰める恭一さんに、
「大丈夫!ウチのも最初からできたわけじゃないんだから。ゆっくり覚えればいい」
と義父までフォローしだして
「でも・・私、こんな味のお味噌汁もハンバーグも食べたことない・・」
と絶望しながら話すアイ子さん
「え?そんなに変わった味してる・・?」
と不思議に思った恭一さんがアイ子さんのハンバーグを一口食べて・・
「・・に、にが!何だよコレ・・裏、真っ黒じゃん。しかもここ生焼けだ・・」
絶句する恭一さんに
「や、やだ、アイ子ちゃんに失敗しちゃったのが当たっちゃったのかしら。ごめんなさい・・年を取るとこれだから・・」
と答える義母、
「そっか。お義母さんでもお料理失敗することあるんですね」
とアイ子さんが言うと、
「アイ子、これ食べなくていいよ。俺のハンバーグと半分こしよう」
と恭一さんが言ってくれて
「あっ、ほんとだ・・お義母さんのハンバーグ、すっごく美味しい~」
とアイ子さんが驚いたように言った後で
「じゃあ・・もしかしたらこの間のお味噌汁も失敗だったのかなあ?」
そう呟くと、
「えっ・・え?」
と義母の表情がどんどんこわばって・・
「ねぇ、恭一くんのお味噌汁と交換してもいい?」
「?もちろん」
そういうと自分のお味噌汁と恭一さんのお味噌汁を交換するアイ子さん、
それを見ていた義母は
「あっ!」
そう言って立ち上がり・・
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「「家族」と認められない私」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi