前回の話
「家族とそうでない人は違う」といきなり線引きされ戸惑うアイ子さん、すぐに恭一さんが母親を制すると「そうだったかしら~?『ユキちゃん』のこともすぐ覚えるわ!」と・・。いえユキさんでなくアイ子さんです・・(汗)謝りつつも、さらに「この間までよく遊びに来てた」とか「かわいらしくて結婚すると思ってた」と失言を繰り返す母親を窘めつつ「ごめん。母さんに悪気はないんだ」と謝る恭一さんに「うん、大丈夫・・」と答えるアイ子さん・・
「家族」と認められない私[3]4人で食事、出前のうなぎは3つの謎
結婚のご挨拶のためアイ子さんは恭一さんの実家を訪れています。
そこで食事の時間になりました。
「今日は、恭一の好きなうなぎよ~、食べましょ!」
と嬉しそうに声をかける義母ですが、恭一さんが不思議そうに言いました。
「あれ?母さんは鰻じゃないの?」
恭一さんの言うように、義母の席にだけ出前のうな重ではなく、義母の手作り料理が並べてありました。
「それが・・・家族分と思って人数間違えちゃって。
もう、ホント勘違いしてて恥ずかしい。」
恭一さんは「家族分と思った」母親の発言は特に気にした様子もなく
「えー。でも、母さんのごはんが好きだから交換して。母さんうなぎ食べなよ。」
と言いました。
そこでお義父さんが
「恭一と私の分を分ければいいだろ。」というと、申し訳なさそうに義母も
「ほんと?ごめんなさいね。」
そのやりとりを見ていたアイ子さんは、
「あっ、私のも・・・」
と言いかけたのですが
「いいのいいのアイ子さんはお客様だから食べて。
家族で分けて食べるから・・・」
と、すかさず義母はアイ子さんに言いました。
また・・・「家族」・・・
一人だけ一人前を食べるのも気まずいものです。
アイ子さんは
「あっ!大丈夫です。分けてください」と言ってお重を義母に渡しました。
「そう?じゃ・・・いいかしら?ごめんなさいね。」
と、アイ子さんが渡したお重を受け取った義母でした。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「「家族」と認められない私」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi