子育ての中で厄介なもののひとつ、「イライラ」。今回はそんな「イライラ」についてMCA達成&成功コーチング代表、福田美智江さんに伺いました。
そもそもイライラの原因って、あるの?
子育てにはイライラはつきものですね。親としての自分が思った通りにことが運ばないからです。
子どもは分別のある大人と違い、予想もしないような行動をします。私たちはある程度の未来予想図を自分の頭の中で思い浮かべながら行動をしています。ちょっとした先であっても、一瞬の出来事であっても、瞬間的に予想図を思い浮かべています。ほとんど無意識に近いのですが。
その予想図通りですと、安心しますし、それからかけ離れるほど気持ちは不安定になります。特に自分にとっては大事なものほど感情的になりやすいです。ですから、子育ての中で、自分が予想している、期待しているほどそれが外れるとイライラしたり、怒りになったりします。
期待や予想はあくまでも自分の主観だけのものです。まずは、こちらを理解することが大事です。
子どもの態度にイライラが止まらない!どうしよう!
そのお子さんの「親」は何回目ですか?
誰しもそのお子さんの初めての母親、父親であり、そのお子さんは自分にとって初めての息子、娘です。ですから、お互いその年齢で、ずーっと初心者同士です。初心者同士は完璧にいくわけはないでしょう?!このような意識のもとでいると少しは楽になりませんか?また、初心者同士ですから、お互いが成長し合っているのです。親も子どもも。
「大事な人を大事にする」=「自分を大事にする」こと!
「大事な人を大事にする」ために「自分を大事にする」ことを忘れてはいけないです。
自分だけのために「自分を大事にする」こととは全く違います。
ですから、その感情は自分のためのイライラなのか、それとも、子どもの成長を思ってのイライラなのかを明らかにすると良いです。お子さんの成長を思ってのイライラは、その成長をより可能にするためにどうすれば良いのかを考えます。自分だけでは答えが出ない場合は専門家や信頼ある方に相談するのも良いです。
自分のためのイライラは、手放していく方が「自分を大事にする」ことになります。
「自分を大事にする」とは自分を甘やかすのではなく、自分を整えて余裕のある自分になることです。ですから、エゴであるイライラは自分のエネルギー漏れを起こし結果的に自分を疲弊していくことになり、「自分を大事にする」こともできなくなります。自分が整ってなければ「大事な人を大事にする」こともできなくなります。
自分を整えるのに「変えられるもの」と「変えられないもの」の仕分けをするのはとても効果的です。「変えられるもの」は自分の意識・言葉・行動のみです。他は全て「変えられないもの」になります。
難しい部分もあるかもしれませんが、お子さんのため、ご自身のためにも取り組んでいただければ、と思います。
[執筆者]
福田 美智江
MCA達成&成功コーチング代表
講師/コーチ
[プロフィール]
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰し、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、自分を知り自分に自信を持ちながら、周囲の人とうまくコミュニケーションを取ることができ、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
「英会話コーチング」を小学生~社会人に、傾愛力®講座やセッションを親御さんに、
保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なっている。3人の子どもを持つ母親
MCA 達成&成功コーチング
https://www.mca-coach.com/