「はぁ、緊張した」義父母対応に疲れ切って帰宅

伸介のご両親と初めての顔合わせで緊張していた私。伸介のお母さんは、ミナさんのお姉さんが仕事で不参加だと知り険しい表情に。そもそも姉から連絡があった際、伸介に相談すると、「ミナだけで大丈夫」と根拠もなく即答。「俺を信じて。うちの親は鬼じゃないんだし」そう言った伸介の言葉を信じてたのに・・「大丈夫じゃないじゃん」と心の中で呟いたのでした。
そしてそのまま顔合わせの食事をすることに。
「ご両親はいらっしゃらないのよね?」義母にそう聞かれ、「は、10年前に事故で」そう答えると、「そうか・・それは苦労したんだね」と言う義父。「私は、姉のおかげであまり苦労していなくて・・」と言うと、

「素敵なお姉さんがいるんだね」義父がそう言うと、「でも、この大事な日に来られないのはちょっと・・ねぇ?」よほど姉の欠席が気に入らないのか、そう言ってため息をつく義母に、「それは、この間説明しただろ?」と伸介が言ってくれました。

「今度、改めて紹介させていただけたらと思います。」私の言葉に、「お姉さんも忙しいと思うから、気を遣わなくて大丈夫だよ」と優しく答えてくれる義父の言葉。でも不機嫌な義母の顔色をうかがいながら「お気遣いありがとうございます」と笑顔で答えるのが精一杯でした。

家へと帰宅。「・・はぁ、緊張した」と呟きながら、「お義父さんは優しそうだったけど、お義母さんは難しそうな人かも。」と顔合わせした時に義母から聞かれた質問を思い出していました。

「結婚式の費用はどうするの?」「結婚後はどこに住むの?費用は?」「ご両親が亡くなられて、学費とか大変だったのでは?」「借金なんか、ないでしょうね?」義母からの質問が、帰ってからもずっと頭の中でぐるぐると回っていました。
ミナさんのお姉さんが欠席になってしまった顔合わせでは、冷たい口調の義母だけでなく、「それは苦労したんだね」と優しい言葉をかけてくれる義父のおかげで、何とかこの場にいることができました。そして帰宅後、疲れ切ったミナさんは、顔合わせで義母から矢継ぎ早に聞かれた「お金」にまつわる質問を思い出し、気が重くなりました。
息子の結婚相手となると厳しくなるのかもしれませんが・・お金の問題は、お互い様なのでは?と思ってしまいますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi