[2]嫁いびり義母|「借金なんかないでしょうね?」両親がいない私への義母の質問は全てお金がらみ。

アイコンイメージ
前回のお話

結婚を前提におつきあいしているミナさんと伸介さん。そろそろ結婚を、と両親との顔合わせの場を設けることに。伸介さんのご両親と、両親を早くに亡くしたミナさんのお姉さんが出席予定だったものの、仕事で来られなくなってしまいミナさんは不安でいっぱいに。伸介さんに事前に相談したものの、「俺を信じて。うちの親は鬼じゃないんだし」とミナさんだけでいいと言われ、当日は一人で行くことに。それを知った義母は「初めまして。お姉さんが来られなくなったとか?」と冷たい口調。伸介さんは簡単に「大丈夫」と言ったけれど、「大丈夫じゃないじゃん・・」と何とも言えない気分になりました。

「はぁ、緊張した」義父母対応に疲れ切って帰宅

伸介のご両親と初めての顔合わせで緊張していた私。伸介のお母さんは、ミナさんのお姉さんが仕事で不参加だと知り険しい表情に。そもそも姉から連絡があった際、伸介に相談すると、「ミナだけで大丈夫」と根拠もなく即答。「俺を信じて。うちの親は鬼じゃないんだし」そう言った伸介の言葉を信じてたのに・・「大丈夫じゃないじゃん」と心の中で呟いたのでした。

そしてそのまま顔合わせの食事をすることに。
「ご両親はいらっしゃらないのよね?」義母にそう聞かれ、「は、10年前に事故で」そう答えると、「そうか・・それは苦労したんだね」と言う義父。「私は、姉のおかげであまり苦労していなくて・・」と言うと、

「素敵なお姉さんがいるんだね」義父がそう言うと、「でも、この大事な日に来られないのはちょっと・・ねぇ?」よほど姉の欠席が気に入らないのか、そう言ってため息をつく義母に、「それは、この間説明しただろ?」と伸介が言ってくれました。

「今度、改めて紹介させていただけたらと思います。」私の言葉に、「お姉さんも忙しいと思うから、気を遣わなくて大丈夫だよ」と優しく答えてくれる義父の言葉。でも不機嫌な義母の顔色をうかがいながら「お気遣いありがとうございます」と笑顔で答えるのが精一杯でした。

家へと帰宅。「・・はぁ、緊張した」と呟きながら、「お義父さんは優しそうだったけど、お義母さんは難しそうな人かも。」と顔合わせした時に義母から聞かれた質問を思い出していました。

「結婚式の費用はどうするの?」「結婚後はどこに住むの?費用は?」「ご両親が亡くなられて、学費とか大変だったのでは?」「借金なんか、ないでしょうね?」義母からの質問が、帰ってからもずっと頭の中でぐるぐると回っていました。

ミナさんのお姉さんが欠席になってしまった顔合わせでは、冷たい口調の義母だけでなく、「それは苦労したんだね」と優しい言葉をかけてくれる義父のおかげで、何とかこの場にいることができました。そして帰宅後、疲れ切ったミナさんは、顔合わせで義母から矢継ぎ早に聞かれた「お金」にまつわる質問を思い出し、気が重くなりました。
息子の結婚相手となると厳しくなるのかもしれませんが・・お金の問題は、お互い様なのでは?と思ってしまいますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

この記事をSHAREする