[11]嫁いびり義母|まるで運転手か使用人。ひとり時間を諦めて義母の友達の送迎もする嫁

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前回のお話

義母は顔合わせを行った時からミナさんに対して失礼な質問をしたり、不機嫌な態度を見せたりしておりミナさんは義母の態度に不安を感じていました。結婚後、夫の伸介さんに同居を提案され一度断るも結局、伸介さんに押し切られ同居を始めることに。最初は、なんとか上手く同居生活を送れていました。ですが、ある日義母から今後子どもができたときのことを考えてミナさんのお給料をこちらで預かったほうがいいと提案があり夫もその提案に賛成しはじめ通帳を渡してしまってから状況が変わっていきました。それからというもの義母は腰痛やめまいを理由に家事や食事の支度をミナさんに頼むようになり、口出しも増えていきました。ミナさんが1人で映画見に行く予定日、義母はミナさんに「私、お友だちと約束があるのよ。車で送ってくれる?」と頼みました。映画まで時間があったのでミナさんは了承して目的地まで送ると、「迎えは15時ね」と言われミナさんの言葉も聞かずそくささと友達の待つ建物へ入っていきました。ミナさんは結局、映画を諦め義母が指定した時間までお昼を食べたりして過ごすことに決めました。迎えの時間通りに駐車場に着いたミナさんは義母に着いたことを連絡しました。すると義母からすぐに「はーい」と返事があったので待っていたのですが、30分経っても1時間経っても義母は来ませんでした。追加で送ったメッセージも既読にならず、車の中でうとうとしているとドアを叩く音が。目を覚ますと1時間以上遅れたことも謝らず「こんなところで眠るなんて!はしたない」と嫌味を言いながら後部座席に乗り込んできたのでした。

1話目から読む

「お友だちも送ってくれる?」嫁は義母の運転手

義母に言われた15時に間に合うようにお迎えに来た私ですが、「はーい」とメッセージをもらってからなかなか義母は来ません。駐車場で待っているうちについウトウトしていたようで、義母がコンコンと窓を叩く音でハッと目が覚めました。時計を見ると約束の時間から1時間以上経っています。あと1時間もあったなら映画だってギリギリ観に行けたかも。そんな私を気遣うはずもない義母が乗った後、続けてもう1人、知らない女性が車に乗ってきました。義母が「友だちも送ってもらえる?」と言うので私は「あっはい」と返事をするしかありませんでした。

女性に「どちらまで??」と聞くと「ちょっと離れてるけど自宅まで。住所は・・・」と話し始めました。確かに少し遠い場所で片道40分くらいありました。私は「大丈夫です」と返事をし、車を出発させました。

後部座席で楽しそうな義母と義母の友人。初めていく道に少し迷ってしまい、到着時間が少し遅れた頃・・・義母が急に「ねぇ、まだ着かないの?」と聞いてきました。私は「すみません・・・普段運転しないので初めての道が怖くて・・・」と言いました。まるで運転手扱い。

すると義母は友人に「ごめんねぇ。うちのお嫁ちゃんったらどんくさくて。」と謝りはじめました。友人は「いいのよ。いいのよ。こちらは送ってもらってる立場なんだから~」とあまり気にしていない様子。私は自分の映画の予定をやめてまで送迎をしているのにそんなことを言われてしまってモヤモヤが止まりませんでした。

そして到着。義母の友達は私ではなく義母にお礼を言いました。義母も友達からお礼を言われて「全然いいのよぉ~」と嬉しそう。

すると外から「あー!」と大きな声が。外を見てみると、私くらいの女性が「お母さんってば!まさか家まで送ってもらったの?」と車に寄ってきました。

せっかく映画を諦めて迎えにいったのに、1時間以上待たされた上にまだ?とかどんくさいとか、どうせ暇などと嫌味を言われてミナさんがかわいそうです。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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