[5]嫁の私は透明人間|嫌がらせにも程がある。買い物を済ませ「いつ帰る?」連絡しても既読にすらならない

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前回のお話

ユミさんは、義母に嫌われていることに悩んでいました。義母は家族の中でいつも自分が中心。義父と夫に世話を焼き、母として充実した日々を送っていました。しかし義父が亡くなってからは、母1人、子1人で義母と夫はべったり。夫の嫁として嫁いできたユミさんが気に入らなかったようで、結婚当初から地味に嫌がらせを受けていました。しかし、息子のダイくんが産まれてからは特にひどくなりました。ダイくんは夫にそっくりだからこそ自分に懐いてほしいと思っているようです。だけど、ダイくんは母親であるユミさんが大好き。事あるごとに「ママ」と言うのが気に入らないのか、義母はユミさんに強く当たるようになりました。義母の態度について夫に相談したこともありましたが、「ユミが我慢すればいい」の一点張り。まともに取り合ってもらえないユミさんは、考えることをやめました。とある週末、義実家に来たユミさんたち。この日も義母は終始意地悪な態度を取っていました。義母から頼まれたお土産を買ってきても感謝されないどころか睨まれ、お昼ご飯はいつもお寿司を取りますがユミさんの分はありません。ユミさんがキッチンの隅で1人寂しく持参したおにぎりを食べていると、息子のダイくんが大好物のおいなりさんを持ってきてくれました。すると、ユミさんに意地でもお寿司を食べさせたくないのか、義母が「ママはおにぎりがあるから大丈夫よ」と横槍を入れます。夫も「ばーちゃんちに来ないと食べさせてもらえないからな~」と、まるでユミさんが家でお寿司を食べさせていないみたいに言います。お寿司を食べ終わると、義母は夫と息子だけをお出かけに誘います。自分の家族だけでお出かけしたい義母は、いつもユミさんを使い走りにします。ダイくんには「帰りにママのケーキも買いましょう!」と建前を話しますが、ユミさんだけを仲間外れにしたいのが見え見えです。

1話目から読む

義母から渡された買い物メモには重いものやかさばるものばかり

私を仲間外れにして、夫と息子のダイをお出かけに誘う義母。これも義実家に来ると毎回のことです。自分の家族だけでお出かけしたい義母は、いつも私に買い物や用事を頼んで除け者にします。

義母から渡された買い物メモには、キャベツやお米、トイレットペーパー・・・重いものやかさばるものばかりが羅列されていました。中にはお店が指定されているものもあります。「嫌がらせにもほどがあるわ」私はため息をつきながら買い物に向かいます。

でも、買い物に行けば義母と離れられる・・・使い走りにされるのはしゃくに障るけど、気分的には楽なので、買い物を頼まれるとホッとする自分もいました。「終わったらコーヒーでも買おっかなー」そんなことを考えながら、スーパーまで車を走らせます。

義母たちが家に帰ってくるまでに買い物を終わらせないと・・・さぁやるぞ!いつものスーパーから生鮮食品店、ドラッグストアまで、サクサクと買い物を済ませます。気が付くと、明るかった空はだんだん暗くなり始めていました。

急いで買い物を済ませて義実家に帰って来ましたが、義母たちはまだ帰ってきていません。もう日が暮れ始めているのに・・・。「アイスと生ものを買ってしまったから早く帰ってきてほしい」と夫にメッセージを送りますが、返事がくるどころか既読にもなりません。

いつもならとっくに帰ってきている時間なのに・・・私は一向に既読にならないメッセージを見ながら途方に暮れます。義実家の鍵を持っていない私は中に入れないので、仕方なく玄関前に腰を下ろして義母たちの帰りを待つことにしました。

「アイス溶けちゃう、生ものもあるのに・・・」買ってきたアイスが溶けたり、生ものが腐ったりしたら、義母はきっと私のせいにするだろう。帰ってくる気配もないし、今からでもクーラーボックスを買いに行けば間に合うかな・・・。こんな扱いをされてもなお、私は穏便に済ます方法を探っていました。

自分の家族だけでお出かけしたい義母は、いつもユミさんに買い物を頼んで仲間外れにします。義母から渡された買い物メモには、重いものやかさばるもの、お店が指定されているものばかり。でも買い物にいけば義母と離れられるし、気分的には楽なので、ユミさんはこの時間が好きでした。急いで買い物を済ませて義実家に帰ってきたユミさん。しかし、日が暮れても義母たちは一向に帰って来ません。夫にメッセージを送りますが応答なし。「アイスも生ものもあるのに・・・」買ってきたアイスが溶けたり、生ものが腐ったりしたら、義母はきっとユミさんのせいにします。帰ってくる気配もないし、今からでもクーラーボックスを買いに行けば間に合うかな・・・。こんな扱いをされてもなお、ユミさんは穏便に済ます方法を探っていました。
ユミさんが待っているにもかかわらず、義母と夫は知らんぷり。人の心があるとは思えません。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • マルクナルノハムリゲーダ より

    結婚するだけなら、何とかなっても、結婚生活を続けるのは我慢我慢の連続なのだなあ。

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