[201]両親の微妙な空気を感じた娘は「なんちゃって」とおどけてみせる。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

元彼女を放っておけず優しさを見せる夫ろみ緒さんを信用できなくなり離婚を選んだ妻のめいさん。お父さんの事が大好きな娘のあかりちゃんには離婚の事実は伝えず、あかりちゃんを連れて実家へ帰り、あかりちゃんにはお父さんの仕事が忙しいから一緒に暮らせないと伝えました。離婚後のろみ緒さんは、離婚前に言っていた通り献身的にめいさんとあかりちゃんをサポートしました。めいさんはそんな自分たち元夫婦の関係を「上手く協力し合えている」と思っていましたが、そんなある日、3人で会ったときにあかりちゃんが「お父さんも一緒に帰ろう」とろみ緒さんに言ったことで、あかりちゃんにとっては自分たちは今も夫婦で、3人揃って家族なんだと再認識させられたのでした。

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妻は2番目に好きな人

離婚後もあかりちゃんの母親と父親として上手くろみ緒さんと協力し合えていると思っていためいさんは、あかりちゃんが「お父さんも一緒に帰ろう」と言ったことで「あかりにとっては私達は夫婦で、3人揃って家族なのだ」と改めて感じました。めいさんは「あかり」と口にした後の言葉が続きません。

ろみ緒さんが「あかり、お父さんは」と断ろうとすると、あかりちゃんはもう一度「一緒に帰るぞい」と言いますが、すぐに「なんちゃって」と冗談めかして言いました。

二人の反応を見て「一緒に帰りたい」と言うとお母さんとお父さんが困ると感じたのか、あかりちゃんはそれ以上「一緒に帰りたい」と言うことはなく、「お仕事頑張るんだぞい」と笑顔でろみ緒さんに言いました。

あかりちゃんはいつも通りめいさんと二人でおばあちゃんの家に帰り、ろみ緒さんは一人で家に帰りましたあ。

この日、あかりちゃんに「一緒に帰りたい」と言われたろみ緒さんは、何か思うところがあったようです。この数日後、

ろみ緒さんからめいさんに連絡がありました。

両親が離婚したことを知らないあかりちゃんは、ろみ緒さんに「お父さんも一緒に帰ろう」と言いました。しかし、両親の微妙な空気を感じたのかすぐに「なんちゃって」とおどけてみせたあかりちゃん。このときろみ緒さんは何か思うところがあったようで、この数日後にめいさんに連絡をしました。
子どもなりに「一緒に帰りたい」と言うとお父さんとお母さんが困るのだと感じたのかもしれませんね。健気に明るく振舞うあかりちゃんに胸が締め付けられます。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
「なんちゃって」と言っておどけるあかりちゃんですが、「一緒に帰りたい」というのは本心からの言葉だったでしょうね。

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