[177]ストレスで入院した妻を心配し憔悴する夫に何も感じない妻。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

親に反対され仕方なく別れた元彼女ジュリ実さんと同窓会で再会して以来ジュリ実さんから依存されるようになり、強く拒絶できずジュリ実さんと会ったり連絡を取り合ったりしていたろみ緒さん。妻のめいさんは元彼女を優先するろみ緒さんが信用できなくなり離婚を考えるようになりますが、家族を失いたくないろみ緒さんはあの手この手でめいさんの気持ちを取り戻そうとします。ところがそれらはどれも独りよがりでめいさんの気持ちに寄り添ったものはありませんでした。離婚について夫婦で話し合っている最中、めいさんはお父さんのことが大好きな娘のあかりちゃんの気持ちを優先してろみ緒さんと再構築しようと考えましたが、離婚したいという自分の本音との間で苦しみ涙が溢れます。めいさんの涙を見てめいさんの苦しみの大きさに気付いたろみ緒さんは、自分から離婚を切り出しました。めいさんは話し合いの途中に具合が悪くなってしまい後日改めて話し合うことになりましたが、その後めいさんは入院することになってしまいました。

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妻は2番目に好きな人

ろみ緒さんと離婚について話し合っている途中で具合が悪くなり、答えが出ないまま入院することになってしまっためいさん。入院中、めいさんは看護師さん経由でろみ緒さんから着替えを受け取りました。

ろみ緒さんから荷物を預かった看護師さんは、「ご主人すごく心配されてましたよ」とめいさんに伝えてくれました。

そして「松田さんの事が心配で眠れないようで」とろみ緒さんの様子も伝えてくれた看護師さん。

看護師さんによると、荷物を届けに来たろみ緒さんはとても顔色が悪かったようで、心配になり「顔色悪いですよ。きちんと睡眠をとれていますか」と聞いたところ、ろみ緒さんは「僕はいいんです」と答え、

「妻の体調はどうですか・・。僕に出来る事ありますか。何でもします。お願いします」と青い顔をしながらめいさんの体調を気遣っていたといいます。

看護師さんからろみ緒さんの様子を聞き「そうだったんですね」と答えためいさんは、「奥様の事が心配で仕方ないんでしょうね」と話す看護師さんの言葉をボーッと聞いていました。

離婚についての話し合いの途中、溜め込んでいたストレスにより体調を崩して入院することになってしまっためいさん。入院中、めいさんは着替えなどの荷物を届けに来たろみ緒さんの様子を看護師さんから聞きました。看護師さんによると、病院にやってきたろみ緒さんは真っ青な顔をしていて、心配になった看護師さんが声をかけると「僕はいいんです。妻の体調はどうですか。僕に出来る事ありますか。何でもします。お願いします」とめいさんの体をとても心配していたといいます。めいさんは「奥様の事が心配で仕方ないんでしょうね」と話す看護師さんの言葉を心ここにあらずといった感じでボーッと聞いていました。
入院するほどのストレスをめいさんに与えてしまったのは自分だという自覚がろみ緒さんにはあるのでしょうね。憔悴したろみ緒さんの様子を聞いためいさんは何を思うのでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
ろみ緒さんがとても心配していたと聞いても、めいさんの感情は動いていなさそうですね。

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