妻は2番目に好きな人

半年ぶりに顔を合わせたジュリ実さんの夫めが根さんとめいさん。カフェに入ると、めが根さんがめいさんに「お呼びたてしてすみません」と口を開きました。

めが根さんは「前回の件、申し訳ございませんでした」と言いながら白い封筒をテーブルに差し出し「こちら受け取ってください」とめいさんに言いました。

めいさんが「・・これは?」と困惑気味に尋ねると、めが根さんは「ジュリ実が呼び出した分の慰謝料です」と言いました。ろみ緒さん、めいさん、ジュリ実さん、めが根さんの4人で話し合った際に、もう2人で会ったり連絡を取り合ったりしないと取り決め、約束を破ったときは呼び出した方が慰謝料を払うという誓約書を交わしていました。めが根さんは、ジュリ実さんが自分になりすましてろみ緒さんを呼び出したときの慰謝料をめいさんに払うと言います。

しかし、事前にめが根さんからジュリ実さんのなりすましを聞いためいさんは、ジュリ実さんと会った時のろみ緒さんの反応を見たいとめが根さんに相談し、2人が会うことになると知りながらそれを阻止しませんでした。そういう経緯があり、めいさんは「受け取れません。請求しないと言ったので」と慰謝料の受け取りを拒否しますが、めが根さんは「ジュリ実と話し合って決めました」と言い、

「迷惑料だと思って受け取ってください」と言って慰謝料の入った封筒をもう一度差し出しました。

封筒をテーブルに置くと、めが根さんは「実はジュリ実の実家に行って・・」と話し始めましたが、すぐに「あっすみませんこんな話。何でもありません」と話すのをやめました。すると、めいさんは「いえ、話して下さい」と話しの続きを促しました。

めが根さんは、「実家に行った時に初めて知ったんです・・」と切り出すと、過去にジュリ実さんと母親の間にあったことをめいさんに話しました。
めいさんが慰謝料を「受け取れない」と言っても「受け取ってください」と頑ななめが根さん。妻のジュリ実さんのしたことを本当に申し訳なく思っていて、受け取ってもらわないと気が済まないのでしょうね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんと話し合ってめいさんに慰謝料を払うと決めたというめが根さん。どんな話し合いだったのか気になりますね。