妻は2番目に好きな人

夫のめが根さんになりすましてろみ緒さんを呼び出したジュリ実さんをきっぱり拒絶し帰宅していたろみ緒さんは、過呼吸になったジュリ実さんから「助けて」とメッセージをもらい心配で仕方なくなりましたが、駆け付けたい気持ちをグッと堪え、周りに人もいるはずだから自分が行かなくても大丈夫だと自分に言い聞かせていました。妻のめいさんに連絡しようと思ったろみ緒さんは、焦ってスマホを落としてしまいます。

ろみ緒さんが落としたスマホを拾おうとすると、ちょうどメッセージが届きました。

スマホを確認すると、またジュリ実さんからの「助けて」というSOS。ろみ緒さんは、以前ジュリ実さんから「目の前で私と奥さんが溺れていたらどっちを助ける?」と聞かれた事を思い出しました。

以前ジュリ実さんに聞かれたときは、ろみ緒さんは「分からない」と答えました。そして、今まさに元彼女のジュリ実さんから助けを求められていますが、妻のめいさんもろみ緒さんがジュリ実さんをきっぱり拒絶しなかったせいで苦しんでいます。ろみ緒さんは、めいさんかジュリ実さんどちらを助けるのか選択を迫られます。

その頃、会社帰りのめが根さんは電車に乗っていました。スマホにメッセージが届いたことに気づき確認しためが根さんは驚きました。

過呼吸になったジュリ実さんに気付いた女性が「大丈夫ですか?」と声をかけますが、ジュリ実さんは苦しそうにしたまま何も答えません。ジュリ実さんは「大丈夫・・ろみくぅは来てくれる。私を・・置いて行かないで」と思いながら、子どもの頃の辛かったことを思い出していました。
元彼女のジュリ実さんから助けを求めるメッセージが何度も届き心配でたまらず動揺しながらも、自分のせいで苦しめてしまった妻のめいさんを裏切ることもしたくないろみ緒さん。離婚危機の今、ろみ緒さんは自分のこの判断が離婚を左右すると分かっているのでしょうね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんには何かトラウマがあるのでしょうか・・。