妻は2番目に好きな人[155]

ジュリ実さんの夫めが根さんから連絡をもらい、ジュリ実さんがめが根さんになりすましてろみ緒さんを呼び出したことを知っていためいさん。ジュリ実さんと会った時のろみ緒さんの反応を見たいと思っためいさんは、こっそり張り込みをしていました。離れたところから2人が話しているのを確認しためいさん。

めいさんの場所からは2人の会話内容は聞こえませんが、事前にろみ緒さんの鞄にボイスレコーダーを入れておいためいさんは「会話内容は後で分かるな」と落ち着いています。

「電話で言ったよね。迷惑だって」とろみ緒さんが再度はっきりと迷惑だと伝えると、「その事で聞こうと思ってたよぉ」と返すジュリ実さん。

「それ嘘だよね。ろみ君の事は分かるよぉ」と自分本位な解釈をするジュリ実さんに、ろみ緒さんは「嘘じゃない。迷惑だ」ともう一度はっきりと言いました。

そして「あと・・」とろみ緒さんが続けようとすると、突然「ろみ君、ここでクイズでーす。今日の為に考えてきたぁ」とろみ緒さんの言葉を遮ったジュリ実さん。ろみ緒さんはジュリ実さんのまさかの行動に驚きすぎて言葉を失います。

ジュリ実さんは戸惑うろみ緒さんなどお構いなしに「ででんっ。初めて行ったデートの場所は?」とクイズを出題し始めました。ろみ緒さんが呆気にとられていると「初めて一緒に観た映画は?」「2人の思い出の曲は?」「世界で一番多い苗字は?!」とろみ緒さんの答えを待たず次々と問題を出すジュリ実さん。我に返ったろみ緒さんが「ちょっジュリ実」と制止しようとすると、

何も答えないろみ緒さんを見つめ「私は全部覚えてるよぉ。ろみくぅは違うの?」とぽろぽろと涙を流しました。
めいさんが見ているとは知らずジュリ実さんと話すろみ緒さん。はっきりと「迷惑だ」と伝えましたが、やはりジュリ実さんには伝わらなかったようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さん、なぜこのタイミングでクイズなど始めたのでしょうか・・。