小学校のお友達トラブルを避けるために家でできることはあるのか?考えてみた。

文科省の調査では、小学校2年生がいじめのピークという調査結果が話題になりましたね。
資料1 令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果
Twitterなどでも、色々な意見が飛び交いました。

学校や親がわかりやすく把握できる「いじめ」のピーク年齢が1~3年生が多い結果が表れているのでは?と思ってしまいました。

数値化されていませんが・・・実はそういった「嫌がらせ」や「仲間外れ」は園児の時から始まっていると思います。

幼い場合は自分の主張を通すことが目的で相手に手が出てしまったり、相手を遠ざけたり。
意志の疎通が「こども」だから上手くいかない・・。
いじめと思わずに嫌がらせをしている・・・。
という結論に至ることが多いため、「いじめ」という認識をあまりしないことや、大人が介入すればおさまると思っている可能性があります。

これは女の子の例です。

〇〇ちゃんと遊んじゃだめ!しゃべっちゃダメ!そんなことしたら、もう遊んであげないから!と言って特定の子をみんなで仲間外れにする。

私の言う事を聞かなかったから、そこの砂を食べて!!と言って、周りの子は怖くて言う事を聞いて砂を食べた。

自分の主張を通すだけ・・と思う方や園児でこんなことをするの?と思う方もいるかもしれませんが、実際に起こったことです。




大人のいる前でも意地悪をしてしまうタイプと大人の顔色をよく見て大人の見ている前ではやらないタイプ。園児であっても年中・年長さんになるとこういった子は出てきます。

ただ、園児の場合は嫌なことをされてしまった子どもたちが親御さんにすぐ相談したり、親御さんが何かおかしいと勘づくことが多いように感じます。
そして、園に連絡⇒園側も注意深く事実確認⇒発見⇒対応という「いじめ」ではなく「お友達トラブル」という認識が強く迅速に対応し、子どもたち自身がすぐ注意されることで大きないじめには発展しないように感じました。大人が、注意深く確認しているとすぐに見つけることができてしまうのは園児だからなのかもしれません。

では、その子が小学生になったらどうなったか・・・。
残念ながら小学校に入学しても同じようなことを繰り返してしまう子は少なからず存在します。
大きくなればやってはいけないことがわかる。ダメなことだとわかる。と思う方もいると思いますが大人に叱られたからやめた。ただそれだけで原因が取り除けていない結果が表れてきます。
小学校では大人の目がない時の時間がどうしても増えるため園児の時より発見が遅くなります。先生に相談の連絡をしたときは先生がまだ把握していないという場合もありますし、先生方も認識はして注意はするけれど全く改善されないという場合もあります。

仲間外れ、モノを取って返さない、無視・・・子どもたちも大人が見ていないことで大胆な部分もでてきます。

それでも、小学校低学年では困った時は先生に相談することがまだできる年齢の為、文科省の調査結果のように低学年がピークの数値としてでたのではと推測されるのです。
つまり、それ以上になると巧妙化され発見しにくい状態で多く存在する可能性があるということです。

女の子の場合は高学年になると友達関係がより複雑になってきます。
その対策は、低学年の頃から心構えなどしておくといいのではないかと思います。
小学生女子の友達関係は高学年になるとより複雑に。低学年のうちから家庭でできる対策。

また…思ってもみないところから火の粉が飛んでくる場合もあります。
私のマスク盗んだでしょ!!|突然、犯人扱いされた小3娘マスク事件[1]




◎中学年から高学年に人気の本
相手の気持ちを考えることや自分がイヤだと思った時に相手にどう伝えるかなど小学生にわかりやすく書かれている本です。
入手困難!?話題の小学生女子のお悩み解決本を買ってみて人気に納得!こころのルールがよかった

また年齢が上がるにつれて、お母さんに心配かけたくないからと嫌なことがあっても話してくれない場合があります。
そのため、小さい頃から、何かあった時は話して欲しい。お母さんが心配するから言えないと言われる方が悲しいし辛い。
辛いことがあったら一緒に受け止めたいことを話してください。

正直、どうしてそんなことをする子がいるんだろう。と思ってしまいますよね。できれば穏便に楽しい学校生活を送ってほしいと思いますが、どうしてそんなことをするんだろうって人は大人になっても存在しますよね。大人の場合は、距離を取ること・関わらないことで対応が可能な場合もありますが、学校という限られた人間関係の中ではそうはいかない場合も多く存在します。

先回りをしたら子どもが乗り越える力がつかないという方もいるかもしれませんが映画やテレビ・本などで「いじめ」について知ることも大切だと思っています。
こういう子がいるんだ。と事前に認識し、どんな対応をしたらいいかを考えたり、知識を得ることで対応できることもあります。
小4娘と『まんがでわかるヒトは「いじめ」をやめられない』を読んでいじめのメカニズムを知る大切さを

進学進級で緊張してきた4月から少し慣れ始めた5月・6月頃からお友達トラブルが増えるとも言われています。
楽しい学校生活が送れるように対策していきたいですね。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事