[38]年の差婚|「結婚に反対です」彼の言葉をかき消す母の言葉に耐え切れず部屋を出た私

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前回のお話

15歳年下の加賀谷くんとの結婚を両親に話すも反対されてしまったユリ。ジュンは「会って僕のこと認めてもらう!」と言い、ユリの両親に会うことに。自己紹介した後「ユリさんと結婚したいと思っています。結婚を認めていただけませんか」と言うも、お父さんは不機嫌そうな顔で黙ったまま。さらに、お母さんがお茶を出しながら「ユリとの結婚は諦めてくれないかしら・・」と言い、ジュンは言葉を失ったのでした。

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年の差婚[38]「結婚に幸せな未来が見えない」母の言葉が胸に刺さる

両親に挨拶すると、実家にやって来たジュンは、お母さんに「ユリとの結婚は諦めてくれないかしら・・」と言われ言葉を失いました。そして、
「あなたと結婚して、2人は良くても周りからはどんな目で見られるかしら?子どもをもつとなった時も、娘の高齢出産のリスクが心配だわ。子どもを産むってだけでも命がけなのに」
と私を心配していることが伝わりました。

そして、「今はいいけど、これだけの年の差だもの・・これから先、あなたが飽きる可能性だって・・」その言葉に「お母さん・・」と思わず声を上げると、「ユリ、いくつになっても子どもはかわいいのよ。あなたに不幸になってほしくないの」と言った後で、「だから、私は結婚に反対です」厳しい表情でお母さんが言いました。

「・・・っ」そう言われ、膝に置いていた手を強く握りしめたジュンが、「僕はユリさんを一生大切にします!ユリさんしか考えられないんです・・!」と言ってくれました。すると、「ジュンさん、ありがとう・・あなたがダメなわけじゃないのよ」ジュンの言葉を聞いてお母さんが、

「ただ、私にはあなた達の結婚に、幸せな未来が見えないのよ」その言葉を聞いて黙っていられず、「・・幸せって・・幸せな未来は、私たちがこれから作ることだよ・・お母さんは関係ないじゃない!」そう言うと、「関係ないことあるか!どうしてもっと普通の・・」お父さんが声を荒げて言いました。

「普通・・?普通って何よ・・?」頭に来て思わず立ち上がると、「ユリさん・・」と心配そうなジュンの言葉も耳に入らず、「私だって、色々考えて、ムチャクチャ悩んで・・」と涙ぐみながら立ち上がって部屋を後にしました。

出て行った私に、「ユリ・・!!」立ち上がるお母さんと「あいつ・・」とうなだれるお父さん。ジュンは、「すみません・・今日はこれで失礼します。また改めてご挨拶に伺います・・!」と立ち上がって言いました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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