歳の差婚[37]結婚を反対する両親を説得しようと彼が意気込む

「そんな年下の男と・・!?」父親に言われたことを思い出しながら「・・ってことでうちの父が」とジュンに伝えると、「・・僕が騙してる・・ユリさんを・・?」そう言って震え出すジュンに、
「・・いや、でもうちの父の方が一般的な反応じゃないかな・・。やっぱりこの年の差だとさ、ジュンのご家族が寛大すぎなんだって・・」と言うと、

「付き合ってから報告とかしてなかったの?」ジュンにそう聞かれ、「うん・・ほら、別れるかもしれないしさ」と答えると、「え?別れる予定だったの」と驚くジュンに、「あっ、イヤイヤ先のことだしわかんないから・・」と言った後で、「・・で、こういう状況なんだけどどうしようか・・?」と言うと、「ユリのお父さんに会うよ!会って僕のこと認めてもらう」そうジュンが言いました。

その言葉を聞いて、「・・わかった。ありがとうジュン」と言った私。その後、すぐお父さんに会う機会を設定しました。
「はじめまして。ユリさんとお付き合いさせていただいている加賀谷ジュンです」ジュンが挨拶すると、

「・・・」むすっとして何も言わず黙っているお父さん。すると、「・・ユリさんと結婚したいと思っています。結婚を認めていただけませんか・・」ジュンが静かに話を切り出しました。
「・・・」「・・・」「・・・」誰も何も言い出さずにいると、「あら~、ほんとにイケメンね!はいお茶どうぞ」そう言ってお母さんがやってきました。「あ・・いえ・・ありがとうございます・・!」
そして、照れながらもお茶を受け取りお礼を言うジュンに、

「ユリを好きになってくれてありがとう・・でもね、あたなに釣り合う方、他にもいらっしゃると思うの。ユリとの結婚は諦めてくれないかしら・・」お母さんにそう言われ、
「・・え」ジュンは言葉を失ってしまいました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。