[35]年の差婚|結婚報告に歓喜した両親は彼の写真を見て青ざめた。

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前回のお話

15歳年下の会社の後輩加賀谷くんからプロポーズをされたものの、歳の差を気にして結婚を迷っていたユリ。しかし、そんなユリの気持ちを察した彼の家族は「結婚はユリさんの気持ちに正直に決めて。私たちのことを思って結婚に後ろ向きになることはありませんからね」と温かい言葉で背中を押してくれました。

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歳の差婚[35]実家に結婚報告へ

「あ・・ありがとうございます」ジュンの家族がかけてくれた温かい言葉に思わず涙が溢れました。

「感謝されるような私、そんな・・できた人間じゃないんです。いつも不安で、もしジュンさんのご家族に迷惑かけてたらって・・」とずっと抱えていた不安を口にした私に、お母さんは「あらあら泣かないで」と言って私の肩を撫でながら「・・ジュンをよろしくお願いしますね」と穏やかな声で言ってくれました。

ジュンのお母さんの言葉に「はい・・!」と答えた私。不安が完全に無くなったわけではないけれど、ジュンとの結婚に迷いは無くなりました。
そして、結婚を決めた私は自分の両親に報告するため実家を訪れました。

私が結婚すると聞いて母は大喜び。「もうしないと思ってたわよ~!相手は?相手は!?」と前のめりで聞いてくる母に「この人・・」と会社のみんなで撮った写真をスマホで見せた私。すると、「渋~いっ!かっこいいじゃない!おいくつ?」と明らかに人違いをしている母。「その人は部長・・既婚者だよ・・」と言うと「あら・・じゃ、この方?」とまた別の人を指差す母。私はまた「違う・・」と答えました。写真に写っている残りの男性はジュンだけ。「えっじゃあ・・」と母はスマホを凝視・・。

母の目に、キラッキラのあどけない笑顔を浮かべるジュンが映りました。老眼鏡を取り出しまじまじと写真を見つめる母と、気になって覗きに来た父の表情が固まったのがわかりました。しばらく言葉を失っていた二人は「「えぇーーーっ!!」」と絶叫。あぁ・・予想通りの反応だ・・。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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