[33]年の差婚|「息子との結婚を悩んでる?」彼の母親にたずねられ不安を打ち明ける。

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前回のお話

15歳年下の加賀谷くんと付き合いはじめたユリは、半年後に「僕と結婚してください」とプロポーズされたものの、15歳の歳の差もあり不安な事が山積みでした。そしてある日、約束したホテルのレストランに行くと、デートではなくおばあちゃんの誕生日会で、親戚一同と顔合わせをすることに。その後、あらためて御両親にご挨拶したいと加賀谷くんに言い、実家を訪問すると、驚くほどの豪邸で思わず言葉を失うのでした。

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年の差婚[33]簡単には決められない。歳の差が重くのしかかる。

あらためてご両親にご挨拶したいとジュンにお願いして実家を訪ねた私。あまりの豪邸に驚いたもののご挨拶に伺うことに。
「お邪魔します・・!」「ただいま~」二人揃って玄関へ。
「ユリさんいらっしゃい!」優しく出迎えてくれるお母さんに、
「先日はありがとうございました。こちら皆さんで召し上がってください」
手土産を手渡すとリビングに案内してくれました。
「こんにちはユリさん」とおばあちゃんの声が聞こえ、
「おばあさま、誕生日会の席ではプレゼントをお渡しできず失礼しました。こちら、気に入ってもらえたら嬉しいです」そう言ってプレゼントが入った袋を差し出すと、
「そんな、お会いできただけで嬉しかったのよ。ありがとう」そう言って受け取ってくれました。

すると、
「お茶どうぞ。ゆっくりしていってね」お母さんがお茶を淹れてくれ、
「ありがとうございます・・!」と温かい紅茶をいただくと、
「・・ユリさん」
お母さんが静かに言いました。

「もしかして、ジュンとの結婚悩んでる?」「!!」
突然の言葉に驚いていたものの、ちゃんと伝えなくては!と、思い切って伝えることに。
「あ・・あの・・はい。・・これだけの歳の差だと周りの目も気になりますし、年齢的に子どもが授かれるかもわかりません」

「ご家族の方にもご迷惑をかけることになるんじゃないかって・・色々考えてしまって、ジュンさんとは・・一緒にいたいと思っていますが、彼を大切に思うからこそ、ジュンさんにも、その周りの人にも不幸になって欲しくない・・」

「簡単に決められることではないと思っています」自分の思いを伝えきった私に、
「・・そう。ありがとう・・ユリさん」と優しく答えるお母さん。そして、
「・・・あのね」と言葉を続けるのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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