[32]年の差婚|僕の家族は反対しない。うやむやにする私を逃がさない彼

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前回のお話

15歳年下の加賀谷くんと付き合いはじめてから半年が経った頃、「僕と結婚してください」とプロポーズされたユリ。嬉しいより不安な事が山積みのユリは「結婚はご家族の同意を得てから考えたい」と伝え、その後仕事が忙しくなったこともありそのままに。そんなある日、ホテルのレストランでランチしようとデートに誘われ行ってみると親戚一同が大集合!唖然とするユリに誕生日だというおばあちゃん、そして加賀谷くんのお母さんも登場し、慌てて自己紹介したところ、「で?式はいつ挙げるの?」と言われ、動揺が止まりませんでした。


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年の差婚[32]御両親にご挨拶したいと初めて訪れた自宅にビックリ!

ジュンのおばあちゃんの誕生日会が行われていたホテルのレストランで、
「で?式はいつ挙げるの?」と聞かれて動揺するジュンと私。
「まだプロポーズの返事もらってないから!!」慌てるジュンに、
「お母さん、気が早いわよ!」と言うジュンのお母さん。私も思わず、
「あの・・!私39歳なんです!ジュンさんより15歳も年上で・・。だから・・」と告白すると、
「あら・・結婚はしないの?」と聞くおばあちゃんに、思わず力が抜けてしまいました。すると、
「ジュンがユリさんしか考えられないからって・・結婚前提だと思っていたのだけど」とおばあちゃん。

「だーーかーーらぁーー!まだ返事はもらってないの!今日は僕の好きな人を紹介したかっただけ!結婚とかは・・これからの話だから!」
ジュンが慌ててそう言うと、
「うふふ。まぁ会えただけで嬉しいわ。さ!込み入った話はここまでにして・・食事を楽しみましょ!」と笑顔のおばあちゃん。
私が勇気を出して伝えた年齢のことは一体どこへ?という心境でした。

そして帰りのこと。
「ねえ、ご家族に紹介するならどうして先に教えてくれないの?」そう聞くと、
「だって先に伝えたらユリ断るでしょ?」と言われギクリ。(大当たり!)
「最近仕事も忙しいからって、僕のプロポーズの返事も後回しにしようとしてたし・・」
ジュンにそう言われて「ぐぐっ・・」と返す言葉もない私。

さらに、
「僕の家族が反対するから・・とか言いそうだったから、うちの家族はみーんなユリさんのことが好きだよ」笑顔でそう言うジュンに、
「・・いや、あの・・」というのが精一杯だった私は、

「・・やっぱり、ちゃんと私の気持ちを伝えた方がいい・・」そう思い、
「・・ジュン、今度改めてご家族にご挨拶できないかな?おばあさまにプレゼントも私たいし。」
ジュンにそう伝えると、
「ほんと!?みんな喜ぶよー」と笑顔一杯でそう答えたのでした。

そして後日。
「え・・ジュンの家ってここ?豪邸・・!!」
「うん。ただいま~」

あまりに大きな豪邸を見て度肝を抜かれた私は、ジュンの隣で立ち尽くすのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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