[31]年の差婚|ホテルのレストランでランチデートのはずが親族大集合で言葉を失う。

アイコンイメージ
前回のお話

15歳年下の加賀谷くんと付き合いはじめたユリ。二人でいろいろな所に出かけデートを重ね、付き合い出してから半年が経った頃、「僕と結婚してください」加賀谷くんにプロポーズされました。「ずっと一緒にいたい」と素直な気持ちを伝える加賀谷くんに対して、プロポーズを喜ぶより、不安なことが山積みのユリは、「結婚はご家族の同意を得てから考えたい。誰かが嫌な思いをするのは嫌」と加賀谷くんに伝えた後、早速友達に報告し、そこでまだ両親にも加賀谷くんのことを話していないことが発覚!その後仕事が忙しくなり、プロポーズのことは後回しになっていた頃、加賀谷くんから「ホテルのレストランでランチしよう」とデートのお誘いが。「ホテル?珍しいな・・」と思いつつ、了解の返信を送ったのでした。

1話目から読む

年の差婚[31]ホテルのデートが予想外の顔合わせに。

ホテルのレストランでランチしようとジュンに誘われてやって来た私。
「こんな格好でよかったかな・・」そう思いながらホテルのロビーを歩いていると、
「ユリ!」とジュンの声が。
「あ!お待たせ」そう言うと、
「ううん。じゃ行こっか」そう言って二人でレストランに向かいました。

レストランに到着し、入り口で予約名を伝えると、
「お待ちしておりました。皆さんお揃いです」と言われ、
「ん?皆さん・・?」となんだか嫌な予感が。すると、
「おばあちゃん、誕生日おめでとう!僕の好きな人連れてきたよ!」が大きな声でジュンが言い、
「?え!?」私はビックリ!

「おやまぁ」とうれしそうなおばあちゃんと共に、そこにはたくさんの人が!!
「・・・え?」思っていたのと違う状況に、思いっきり緊張する私(汗)

「???」予想外の状況に頭の中が真っ白になっていると、
「・・もしかしてジュン、何も言わずに連れて来たんじゃ?」動揺している私に気づいてジュンに言った女性に「え?ホテルのレストランで食事しようって、ちゃんと誘ったよ」平然と答えるジュン。
「それ・・何も言ってないのと同じだから(汗)」と言う声に激しく同意する私。

すると、
「はじめまして。ジュンの母です。ごめんなさいねジュンが・・。今日は母の誕生日会なの」
ジュンのお母さんに挨拶され、
「あっ、そうでしたか・・!」慌てて返事をする私。そして、
「た・・谷口ユリです。ジュンさんと同じ会社で働いています。」と自己紹介しました。

「今日はおばあさまの誕生日とのことで・・改めて今度お祝いを・・」と言うと、
「あらあら、いいのよ~。ジュンがごめんなさいね。驚いたわね。でもみんな、ユリさんに会えるのを楽しみにしていたの!」
嬉しそうに言うおばあちゃんが続けて、
「で、式はいつ挙げるの?」と言い出し、
「おばあちゃん!!」
ジュンが顔を真っ赤にしながら慌てて間に入ったのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

この記事をSHAREする