[30]年の差婚|プロポーズを喜ぶどころか不安が山積み。

加賀谷くんと付き合い始めて半年が過ぎた頃のこと。
「僕と結婚してください」加賀谷くんにプロポーズされ、
「結婚・・」と戸惑ってしまった私。

「これからもずっと一緒にいたい。ユリはそうじゃない?」
「それは・・いたいけど」そう答えたものの、それ以前に気になることが・・
「・・結婚は、ご家族の同意を得てから考えたいかな。誰かが嫌な思いするのは・・やっぱり嫌だし」
この時はこれ以上話すことはありませんでした。

そして、早速友達に連絡して伝えると、
「えーーーーっ!!プロポーズ!?展開はやっ!若いな~っ!」そう言われて、
「でもハードル高いよ。結婚となると、ご家族のこととか、あと・・子どもどうするとか・・」
私がそう打ち明けると、
「現実的な話ね・・私たちの年齢考えると・・」
「でもユリは、これからも一緒にいたいと思ってるんでしょ?」
「ユリの両親はなんて言ってるの?」そう聞かれて、
「・・何も話してない。15歳下なんて何言われるか・・」
答えながら想像するだけで寿命が縮まる思いに。

「あー・・ロマンス詐欺的な?」
「ほんとそうなりそう・・あーーーーっ!!どうしよう!!気が重いよーっ!」
考えれば考えるほど気が重くなった私、でも悩んでいるうちに仕事の方が忙しくなり、プロポーズのことは後回しになってしまっていました。
「谷口さん、今いいですか?」
「うん!大丈夫」
と押している案件のスケジュールを調整することに。

「ここは?進捗どうなってる?」
「ここは今・・」
と打ち合わせする私を、加賀谷くんはどうやらヤキモキしながら見ていたようでした。

そして、仕事が終わり家に帰った私。
「あ~疲れた~」するとピコン!とメッセージが。
「あれジュンから・・?」そう思いメッセージを見ると、
「来週の日曜日、ランチに行きませんか?場所は〇〇ホテル12階のレストランで!」
メッセージを読み、
「ホテルのレストラン?珍しいな・・」と思いつつ、了解のメッセ―ジを送ったのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。