[30]年の差婚|15歳差、出産、両親。現実的な不安が押し寄せたプロポーズ。

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前回のお話

15歳年下の加賀谷くんと付き合うことを決めたユリ。食事仲間だった月城さんがユリに好意があることも知らずに最後の食事を終え、迎えに来てくれた加賀谷くんと合流すると、ユリと月城さんのただならぬ雰囲気に加賀谷くんが拗ねてしまい、機嫌をなおすには名前で呼んで欲しいと要求。ユリが顔を真っ赤にして「・・ジュン」と呼び、二人の交際が始まりました。いろいろな場所へ出かけデートを重ねた二人。そうして過ごしているうちに、付き合い出してから半年の月日が過ぎていました。

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[30]年の差婚|プロポーズを喜ぶどころか不安が山積み。

加賀谷くんと付き合い始めて半年が過ぎた頃のこと。
「僕と結婚してください」加賀谷くんにプロポーズされ、
「結婚・・」と戸惑ってしまった私。

「これからもずっと一緒にいたい。ユリはそうじゃない?」
「それは・・いたいけど」そう答えたものの、それ以前に気になることが・・
「・・結婚は、ご家族の同意を得てから考えたいかな。誰かが嫌な思いするのは・・やっぱり嫌だし」
この時はこれ以上話すことはありませんでした。

そして、早速友達に連絡して伝えると、
「えーーーーっ!!プロポーズ!?展開はやっ!若いな~っ!」そう言われて、
「でもハードル高いよ。結婚となると、ご家族のこととか、あと・・子どもどうするとか・・」
私がそう打ち明けると、
「現実的な話ね・・私たちの年齢考えると・・」
「でもユリは、これからも一緒にいたいと思ってるんでしょ?」
「ユリの両親はなんて言ってるの?」そう聞かれて、
「・・何も話してない。15歳下なんて何言われるか・・」
答えながら想像するだけで寿命が縮まる思いに。

「あー・・ロマンス詐欺的な?」
「ほんとそうなりそう・・あーーーーっ!!どうしよう!!気が重いよーっ!」
考えれば考えるほど気が重くなった私、でも悩んでいるうちに仕事の方が忙しくなり、プロポーズのことは後回しになってしまっていました。

「谷口さん、今いいですか?」
「うん!大丈夫」
と押している案件のスケジュールを調整することに。

「ここは?進捗どうなってる?」
「ここは今・・」

と打ち合わせする私を、加賀谷くんはどうやらヤキモキしながら見ていたようでした。

そして、仕事が終わり家に帰った私。
「あ~疲れた~」するとピコン!とメッセージが。
「あれジュンから・・?」そう思いメッセージを見ると、
「来週の日曜日、ランチに行きませんか?場所は〇〇ホテル12階のレストランで!」
メッセージを読み、
「ホテルのレストラン?珍しいな・・」と思いつつ、了解のメッセ―ジを送ったのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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