一緒に過ごせればいい

ハルトに接する誠一とまゆみちゃんを見て「親」がどういうものかを目の当たりにした修二は、ハルトはこのままここで暮らす方が幸せだと感じたようです。ハルトを取り戻したがっていた恵理子さんも、自分に懐かないハルトに興味をなくしたそうで、修二は誠一たちに「ハルトを頼みます」と頭を下げて帰って行きました。しばらくして修二と恵理子さんは2人で都心に引っ越しましたが、「親戚のおじさん」としてハルトと関わっていくと決めた修二は月に1回ほど1人でここに顔を出すようになりました。
それから数年後。中学3年生になったハルトは、勉強に部活にと毎日忙しそうですがとても楽しそうです。朝、「母さん、今日は部活で遅くなるから」と言って慌ただしく家を出るハルトに、「最後の大会も近いものね。がんばって!」「気を付けてね」と声をかけ見送るまゆみちゃんと私。

「毎朝、慌ただしいったら」と呆れつつも嬉しそうなまゆみちゃんに「朝練、頑張ってるわね」と声をかけ、2人で微笑み合う私たち。次男夫婦から生後2ヶ月のハルトを託されたのはついこの間のことのようなのに、幸せな時間はあっという間に過ぎていきました。赤ちゃんだったハルトがもう中学3年生だなんて信じられません。

ハルトが5歳のときに修二と恵理子さんがハルトを取り戻そうとしたけれど、ハルトの幸せを考えた修二は誠一とまゆみちゃんにハルトを託す決断をしました。小学校入学のタイミングで、学校に調査票を提出するときには、ハルトとの関係をどう記入するかでまゆみちゃんが戸惑ったりしたこともありました。「保護者は『誠一』で続柄は『伯父』、緊急連絡先はまゆみさんで『伯母』でいいんじゃないか」という夫の言葉に「あ、そうですね」とまゆみちゃんがホッとした表情を浮かべていたのを覚えています。

誠一たちは、扶養している伯父夫婦としてハルトを育てています。ハルトを養子に・・という話になったこともありましたが、恵理子さんを刺激するのもためらわれたし、修二もそれを了承するかわからなかったため行動には移しませんでした。幸い、ハルトと誠一たちの苗字が同じだったので、周りから見たら普通の親子と変わらないという面も大きかったです。

あのとき、「私たちはハルトと一緒に過ごせればいい。戸籍まで奪いたいわけじゃないし、いつかハルトが大人になった時に自分で選ばせてあげたいから」ときっぱり言ったまゆみちゃん。戸籍上の親子関係はなくても、ハルトにとって母親はまゆみちゃんで、父親は誠一であることに変わりはありません。ハルトの成長とともに親子の絆ができていき、まゆみちゃんも強くなっていったのです。
戸籍上は伯父と伯母でも、ハルトくんを育てたのはまゆみさんと誠一さんで、3人にはしっかりと親子の絆ができています。戸籍上で親となることにこだわらず、ハルトくんのことを第一に考えるまゆみさんは、誰がなんと言おうと母親ですね。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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心の絆の前に、そもそも物心つく前に騙してパパママ呼びさせてますからね。本当の両親がいて、お金はしっかり送ってくれてたわけだから、見捨ててるわけではないのに隠してパパママ呼びは外道のすることだと思う。この長男嫁が一番腹の中真っ黒で気持ち悪い
書いてないことで文句言う人多すぎ。
・ハルトは全部知ってる(まゆみさんが説明してた)
・次男夫婦からのお金は受け取ってない(一線も使わず返してた)
私の予想では、まゆみさんたちは実子を望めなかったんだと思う。
途中で治療を辞めたって描写あったし。
だから甥を大切に育てて、とても幸せな時間を過ごしてる。
戸籍よりも、心のつながりを大事にしてるって、いいと思う。