都会のおしゃれなスイーツは確かに美味しいけれど悩ましい

連絡もなく、突然やってきた次男修二夫婦。外資系企業でバリバリ働く二人はエリート志向が強く、私たちが住む、都心から1時間もかかるような田舎は好きじゃないと言ってあまり来ることなんてなかったのに珍しいなと思いました。何かあったのかしら。久しぶりに息子に会えた嬉しさよりも驚きや不安の方が先に感じられてしまいます。ちょうど夕飯時だったので、ふたりにも食べて行ってもらうことにしました。

恵理子さんは、相変わらずきちんとした服装をしていていかにもキャリアウーマンな感じです。気を遣ってお土産を持ってきてくれました。「会社の近くの超人気店で買ったんです」とのこと。「どうもありがとう。でも気を遣わないでいいのよ」と伝えました。もう家族なんですから。

すると恵理子さんは「私が買ってきたときくらいしか、こういう都会のオシャレなスイーツって食べる機会無いでしょうから。」と言って、高級スイーツを渡してくれました。悪気はないのよね。思っていることをハッキリ言うのは海外生活が長かったからなのかしら。

頂いた手土産を開けると、以前恵理子さんが持ってきてくれたことのあるタルトでした。確かにとっても美味しいのよね、このタルト。でもピーナッツが入っているとアレルギーがあるまゆみちゃんは食べられないと伝えていたのに。まあでもそこまで恵理子さんに強要するのも違うわよね。

まゆみちゃんは「気にせず召し上がってください」と言ってくれるけど、やっぱりなんとなく気が引けて以前お土産ではない家にあったお茶菓子を出したら、帰宅した後の修二から「恵理子が食べたがってた」「高級だからって出し惜しんだのか」って苦情の電話が来たのよね。嫌ね、そんなわけないじゃない。自分たちは都会に住んでいるんだから、いつでも食べる機会があるんじゃないの?モヤモヤする気持ちもあるし、頭の痛いお土産だわ。私は恵理子さんの発言も含め、都会の超人気店のオシャレなスイーツを前に私はいろいろ考えてしまいました。
幸子さんのほうもお嫁さんに気を遣っているのですね。確かに都内の人気店の高級スイーツは、田舎ではなかなか食べる機会もないでしょうけれど、わざわざ言わなくてもいいですよね(笑)。ここはまたまゆみさんは食べられないけれど我慢してもらうのがスムースなようです。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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そもそもアポ無しで突然来て、誰もいなかったらどうするつもりだったの?